一般財団法人環境イノベーション情報機構
リモート・フォスファーを用いたLEDモジュールの高演色・高信頼性技術と蛍光部材の開発
![](image.php?f=31819.jpg)
★安定したムラのない輝度・色度の均一性を実現するには?信頼性の試験項目は異なるのか?
★蛍光体の耐熱設計・基板からの放熱設計はどう異なるのか?劣化対策は?
★蛍光部材や樹脂・セラミックシートでいかに工夫ができるか?そのヒントを先行技術より学ぶ!
【講 師】
第1部 Xicato Japan(株) 代表取締役 事業開発本部長 海東 登 氏
第2部 新潟大学 大学院自然科学研究科 准教授
【会 場】
てくのかわさき 5F 第5研修室【神奈川・川崎】
【日 時】2014年3月25日(火) 13:30-16:15
【早期割引価格:1名または2名の場合】42,000円(税込、テキスト費用を含む)
⇒3月11日以降のお申込は45,150円(税込、テキスト費用を含む) となります
詳細確認・お申込専用URL▼
http://ec.techzone.jp/products/detail.php?product_id=3616
---------------------------------------------------------------
第1部 高品質・高信頼性の光をえるためのリモート・フォスファーLEDモジュール技術
【13:30-14:45】
講師: Xicato Japan(株) 代表取締役 事業開発本部長 海東 登 氏
【キーワード】
1.LED
2.リモート・フォスファー
3.COB
4.演色性
【講演主旨】
LEDを光源とした照明設計はもはや一般的なものとなっているが、省エネ・長寿命といった点に注目が集まり、従来光源に比べて光の質に対する考慮が置き去りにされているところがある。また光の質を保った上での長寿命も大事なポイントである。Xicato社ではその様なLED照明の持つ問題点、難しさをリモート・フォスファー技術を用いたモジュールという形で解決し、従来の光源と同様な使い勝手を持ち、且つ光の質に対して全く妥協をしないソリューションを提供している。本セミナーではその技術的背景、製品について解説する。
【プログラム】
1.LED照明の現状と問題点
1-1 発光特性のバラツキ
1-2 微小点光源
1-3 発熱
1-4 急速に進歩を続けるLEDの性能
2.Xicato社のソリューション
2-1 リモート・フォスファー技術
2-2 色度バラツキ
2-3 配光特性
2-4 演色性
2-5 信頼性
2-6 設計の将来保証
3.他LED光源との比較
3-1 性能
3-2 信頼性
3-3 コスト
【質疑応答 名刺交換】
---------------------------------------------------------------
第2部 リモートフォスファー向け蛍光部材の開発
【15:00-16:15】
講師: 新潟大学 大学院自然科学研究科 准教授
【キーワード】
1.LED
2.リモート・フォスファー
3.希土類
4.演色性
【ご経歴】
日本電子材料技術協会「表示デバイス素子材料研究部会」主査
日本セラミックス協会電子材料部会役員
日本セラミックス協会東北北海道支部幹事
大学発ベンチャー N-ルミネセンス株式会社取締役
【蛍光体関連の受賞】
"IDW '10 Outstanding Poster Paper Award", Tadashi Ishigaki, Kenji Toda, Tatsuya Sakamoto, Kazuyoshi Uematsu, Mineo Sato, 第18回ディスプレイ国際ワークショップ(2010)
"IDW/AD '05 Outstanding Poster Paper Award", Kenji Toda, Yoshitaka Kawakami, Shinichiro Kousaka, Yutaka Ito, Akira Komeno, Kazuyoshi Uematsu, Mineo Sato, 第12回ディスプレイ国際ワークショップ/アジアディスプレイ2005(2005)
【講演主旨】
LED用蛍光体は主に,高純度試薬を用い古典的な固相合成によって数ミクロンから二十ミクロン程度の粉末を得て,これをプラスチックなどと混合することに より白色LED内で使用されてきた。光学の観点から、様々な蛍光体部材の構成が提案されているが、蛍光体そのものの形態制御に関する叙述は少ない。
本講演では、蛍光体のマクロ的およびミクロ的な形態制御について実用的なプロセスの解説を行うとともに、新たな合成法の動向も紹介する
【プログラム】
1.古典的な固相合成法
1-1 なぜ有機合成は室温なのに、無機合成は高温が必要なのか?
1-2 無機合成反応は室温でも起きている?
2.溶液合成
2-1 最も簡単な溶液法である共沈法 -反応性の高い粒子が得られるが組成制御がむむずかしい-
2-2 ゾルゲル法 ―他成分になると均一性を保持することが困難―
2-3 錯体重合法
2-4 蛍光体合成で溶液法が有利な点と不利な点
3.硫化物および窒化物の合成法
3-1 H2Sによる硫化
3-2 CS2による硫化 ―強い硫化能力を持つが大変危険―
3-3 ガス還元窒化
3-4 アンモノサーマル法による窒化物の合成
3-5 窒化物の高圧合成 -そのコツと問題-
3-6 その他の合成
4.新しい合成法
4-1 水溶性ケイ素化合物を用いた水溶液からのケイ素含有蛍光体の合成
4-2 SiOガスを用いる気相法によるケイ素含有蛍光体の合成
4-3 メルト合成
5.蛍光体の分子設計
5-1 新規材料の探索手段 ―データーベースに基づき、そして自然に学ぶ―
5-2 結晶構造と適切な元素の組み合わせ
5-3 結晶構造の簡単な理解
5-4 どのような化合物が青色光で励起され、黄色から赤色で光るのか?
【質疑応答 名刺交換】
【登録日】2014.02.18