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イベント情報ポリ乳酸を中心としたバイオマスプラスチックの基礎・開発動向と耐熱・高機能化

ポリ乳酸を中心としたバイオマスプラスチックの基礎・開発動向と耐熱・高機能化

【カテゴリ】 エネルギー バイオマス

【開催日】2014.03.19

【開催地】東京都


〜結晶核剤・アロイでの設計・高機能化・市場と高機能シート・フィルム・エンプラ適用〜
★環境対応からますます用途が広がるバイオマスプラスチック!PLAを中心とした基礎から高機能化手法!
★エンジニアプラスチックとのアロイ設計、フィルム・シート化、各種実用的な製品に向けた技術の最前線!
★ポリ乳酸市場で、今後はどこが伸びるのか?

【講 師】
第1部 神奈川大学 工学研究所/岩手大学 工学部 客員教授 工学博士 山田 保治 氏

第2部 ポリプラスチックス(株) 研究開発本部 研究開発センター 主任研究員 博士(工学) 川口 邦明 氏

第3部 日産化学工業(株) 新事業企画部 ご担当者

第4部 ユニチカ(株) 中央研究所 研究開発グループ  ご担当者

【会 場】
東京中央区立産業会館 4F 第1集会室【東京・中央区】

【日 時】2014年3月19日(水) 10:30-16:20

【早期割引価格:1名または2名の場合】52,500円(税込、テキスト費用を含む)

⇒ 3月5日以降のお申込は55,650円(税込、テキスト費用を含む) となります

詳細確認・お申込専用URL▼
http://ec.techzone.jp/products/detail.php?product_id=3611

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第1部 ポリ乳酸の基礎・課題と高機能化
【10:30-11:45】

講師: 神奈川大学 工学研究所 岩手大学 工学部 客員教授 工学博士 山田 保治 氏

【キーワード】
1.環境適合型/環境低負荷型樹脂
2. 高耐熱化(ステレオコンプレックス/複合(ハイブリッド)化)
3.ガスバリア性

【講演主旨】
 炭素持続性社会の構築をめざして、石油由来のプラスチックから環境低負荷型材料であるバイオマスプラステックへの移行が叫ばれ、種々のバイオベースポリマー(生体由来高分子)が開発されている。これらの中でもポリ乳酸(PLA;Polylastic acid)はPEやPPなどの汎用プラスチックの代替樹脂として最も開発が進んだ実用化樹脂で、多くの高性能・高機能化研究がされている。ここでは、ポリ乳酸の製造、基本物性、開発現状、課題や高機能化手法など基本的な事柄をわかりやすく解説する。企業でポリ乳酸の開発を行っている研究者、技術者に実務に応用できる基礎から応用に至る知識習得に最適です

【プログラム】
1.ポリ乳酸の開発
 1-1 バイオマスプラスチック(バイオベースポリマー)の種類と基本特性
 1-2 ポリ乳酸の製造法(重縮合法;ラクチド会館法/直接重縮合法)
 1-3 ポリ乳酸の基本特性
  (1)熱的特性
  (2)機械的特性
  (3)生分解性
  (4)気体透過性

2.ポリ乳酸の技術課題
 2-1 耐熱性(融点(Tm)、ガラス転移温度(Tg)、荷重たわみ温度(HDT))
 2-2 結晶化速度
 2-3 柔軟性(耐衝撃性)
 2-4 耐久性(耐加水分解性)
 2-5 ガスバリア性 

3.ポリ乳酸の高性能・高機能化
 3-1 耐熱性付与(ステレオコンプレックスPLA/複合(ハイブリッド)化)
 3-2 柔軟性付与(シロキサン共重合体)
 3-3 ガスバリア性付与(複合化)

【質疑応答 名刺交換】

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第2部 エンジニアリングプラスチックを用いたポリマーアロイによるバイオマスプラスチックの活用と材料設計
【12:30-13:45】

講師:ポリプラスチックス(株) 研究開発本部 研究開発センター

【キーワード】
1.親和性
2.成形性
3.耐熱性
4.機械的特性
5.電気的特性

【講演概要】
 エンジニアリングプラスチックは、成形性、機械的特性に優れることから、ポリ乳酸(PLA)などのバイオマスプラスチックの複合化のベース材として着目されており、環境・資源への貢献が期待されている。本講では、ポリブチレンテレフタレート(PBT)をベース材とした複合材料を中心に、材料設計と特性について解説する。

【プログラム】
1.エンジニアリングプラスチックとバイオマスプラスチックとの接点
 1-1 エンジニアリングプラスチックの種類と特徴
 1-2 バイオマスプラスチックへの期待点

2.PBT/PLAアロイの設計と特性
 2-1 親和性の改良
 2-2 熱変形温度
 2-3 成形性(成形サイクル、離型抵抗)
 2-4 耐加水分解性
 2-5 耐熱性(成形機内滞留、耐ヒートエージング性)
 2-6 寸法精度(収縮率、平面度)
 2-7 耐トラッキング性

3.PBT/バイオポリオレフィンアロイの設計と特性
 3-1 親和性の改良
 3-2 機械的特性
 3-3 耐加水分解性
 3-4 電気的特性(誘電率、誘電正接)

4. 今後の展望

 【質疑応答 名刺交換】

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第3部 結晶核剤によるバイオプラスチック・ポリ乳酸の高機能化
【13:55-15:10】

講師: 日産化学工業(株) 新事業企画部

【プログラム】
 ※ 現在、プログラムを作成中でございます。後日、更新いたします

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第4部 ポリ乳酸の市場・課題と高機能シート・フィルムへの展開
【15:20-16:20】

講師: ユニチカ(株) 中央研究所 研究開発グループ

【講演概要】
 現在、地球温暖化・化石資源枯渇対策の1つとして、バイオマス資源の活用が挙げられる。ポリ乳酸(PLA)は、バイオマス原料からなる素材の代表的な一例で、生分解性であることからごみ問題にも対応できる素材として注目され、現在は全世界で年間10万トンを超える量が使用されている。ポリ乳酸の特徴として、高強度・透明・成形加工性などに優れている点が挙げられ、フィルムをはじめ、繊維・射出成形・押出成形・発泡成形など幅広く展開されている。本発表では、PLAの特徴を生かした用途について、特にフィルムへの展開について紹介したい。

【キーワード】
1.バイオマス
2.フィルム、シート
3.機能性

【プログラム】
1.バイオマスプラスチック
 1-1 バイオマスプラスチックの分類
 1-2 ユニチカで取り扱っているバイオマスプラスチック

2.ポリ乳酸
 2-1 ポリ乳酸の特性
 2-2 ポリ乳酸の使用用途

3.ポリ乳酸フィルム
 3-1 機械特性
 3-2 熱特性
 3-3 その他の特性

4.ポリ乳酸シート
 4-1 要求特性
 4-2 耐熱性付与方法

5. 最近の採用事例と今後の課題

【質疑応答 名刺交換】

【登録日】2014.02.18

登録者情報

【登録日】 2014.02.18

【登録者】&Tech

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