一般財団法人環境イノベーション情報機構
吸着剤を用いた放射性セシウム・ストロンチウムの抽出・回収・除去と汚染水中・土壌への適用技術
【募集期間】| 2011.11.15〜2011.12.19

★この放射能物質である放射性セシウム・ストロンチウムをほぼ回収できる吸着剤の開発とその効果とは?
★プルシアンブルー・新規吸着剤を用いた新しい回収技術の効果・課題と実用性の観点から、具体的に把握できるセミナーです!
【講 師】
●第1部 独立行政法人産業技術総合研究所ナノシステム研究部門 グリーンテクノロジー研究 グループ長 川本 徹 氏
●第2部 兵庫県立大学 物質系工学専攻 物質・エネルギー部門 ナノドメイン・環境材料化学研究グループ 准教授 西岡 洋 氏
【会 場】
東京中央区立産業会館 4F 第1集会室【東京・日本橋】
都営新宿線 馬喰横山駅 地下通路経由 B4出口 5分 (道案内2)
JR総武快速線 馬喰町駅 東口改札経由 C1出口 5分 (道案内3) ほか
【日 時】平成23年12月20日(火) 10:30-13:15
【参加費】
【早期割引価格】1社2名につき46,200円(税込、テキスト費用を含む)
※12月6日までにお申込いただいた会員登録者(無料)
※会員登録をお済でない方は【定価】1名につき49,350円(税込、テキスト費用を含む) となります
詳細確認・お申込専用URL▼
http://ec.techzone.jp/products/detail.php?product_id=2449
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第1部 プルシアンブルーを利用した環境中のCs除染技術
【10:30-11:45】
講師:
独立行政法人産業技術総合研究所ナノシステム研究部門 グリーンテクノロジー研究 グループ長 川本 徹 氏
【プログラム】
1.セシウム及び放射性セシウムの特徴
1-1 セシウムとは
1-2 放射性セシウムの挙動
1-3 環境中のCs-133濃度
1-4 環境中の放射性セシウム濃度:Bq, Bq/kg, Bq/m2とは?
1-5 Bqとmol
1-6 環境中の放射性セシウム濃度(3/11前)
2.セシウム吸着材としてのプルシアンブルー
2-1 金属ヘキサシアノ錯体(Metal Hexacyanoferrate, MHCF)
2-2 福島第一原発除染システム
2-3 イオン吸着と水和半径
2-4 セシウム、タリウム内部被曝薬としてのPB
2-5 プルシアンブルーの実績
2-5-1 ヒト用セシウム/タリウム内部被曝用薬剤
2-5-2 家畜への投与
2-6 有機材料を基材とした吸着材の開発
2-7 吸着材の吸着容量と吸着速度
2-8 プルシアンブルー吸着材の様々な形態
3.土壌からのセシウム抽出・回収技術
3-1 土壌中の放射性セシウム除去に関する先行事例
3-1-1 土壌剥離
3-1-2 土壌洗浄→粘土粒子分離
3-2 土壌からセシウムイオンを抽出、吸着材で回収
3-2-1 成果1:土壌からのセシウム抽出効率の改善
3-2-2 成果2:プルシアンブルーナノ粒子による高効率回収
3-2-3 成果3:逐次処理による高効率化
3-3 土壌からのCs抽出/回収に必要な吸着材の要件
4.まとめ
【質疑応答】
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第2部 無機性廃棄物から合成した吸着材によるセシウムおよびストロンチウムイオン除去特性〜環境中の有害元素の回収・除去、放射性セシウム・ストロンチウムの除去を目指して〜
【12:00-13:15】
講師:第2部 兵庫県立大学 物質系工学専攻 物質・エネルギー部門 ナノドメイン・環境材料化学研究グループ 准教授 西岡 洋 氏
【講演主旨】
東日本大震災に伴う福島原発事故以来,放射性セシウムの拡散が問題となっている。セシウムはイオン化しやすい元素であるため,容易に水に溶解・拡散して水や土壌を汚染する。このように環境中に広く薄く分布した有害物質を回収・除去するためには効率のよい吸着材が必要となる。本講演では,放射性セシウムによって汚染された水や土壌の高速浄化を目的として,セシウムイオンを迅速に吸着除去するための吸着材を紹介する。具体的には,無機性廃棄物を原料とした吸着材の合成と,この吸着材の特性についても紹介する。
【プログラム】
1.はじめに
1-1 研究紹介
2.有害元素の分布と分離濃縮(ミクロからマクロへ)
2-1 分析化学における分離濃縮
2-2 環境からの分離濃縮
3.無機イオン交換体
3-1 無機イオン交換体の特徴
3-2 無機イオン交換体の分類
3-3 無機イオン交換体の合成
4.廃棄物を原料とした無機イオン交換体
4-1 ゼオライト
4-2 トバモライト
5. 無機イオン交換体によるセシウムおよびストロンチウムの除去
5-1 セシウムの特徴
5-2 海水におけるセシウム
5-3 土壌におけるセシウム
5-4 ストロンチウムの特徴
5-5 海水におけるストロンチウム
5-6 土壌におけるストロンチウム
5-7 開発中吸着材によるセシウムおよびストロンチウムイオン吸着特性
6.おわりに
【質疑応答】
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<主催会社・お問い合わせ>
(株)AndTech
TEL:050-3538-1954
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【登録日】2011.11.16