一般財団法人環境イノベーション情報機構
環境改善調査研究成果発表会
環境改善調査研究成果発表会の開催について(お知らせ)
公害健康被害補償予防協会では、大気汚染による健康被害を予防するための各種事業(健康被害予防事業)を実施しています。
今回、当協会で行っている「道路沿道等の局地的な大気汚染の改善に資する技術や、より低公害な自動車を普及するための調査研究」の成果を一般に紹介します。
■とき:平成14年6月17日(月)13:00〜16:10(参加費無料)
■場所:東京厚生年金会館(地下鉄丸の内線新宿御苑駅徒歩5分)B1F
12:30 開場
13:00 開会
■局地汚染対策に関するプロジェクト
13:10〜13:45
◆土壌を用いた大気浄化システムについて
自動車排出ガスによって汚染された大気を吸気口から地中に送り、土壌を通して窒素酸化物や浮遊粒子状物質などを吸着するとともに、それを土壌に生息する微生物が分解・浄化し、きれいな大気として地上に放出するシステムである。道路沿道の自動車排ガスの浄化を図る目的で沿道型システムが大阪府吹田市に我が国で最初の実用規模施設として設置されている。また、高濃度のトンネル換気ガスの浄化処理を図る目的でトンネル型システムが東大阪市生駒山上に設置されている。本調査では、現在、このシステムによる粒子状物質の浄化能力について総合的な評価を行っている。
13:45〜14:20
◆高活性炭素繊維を用いた沿道排ガス削減技術に関する調査
沿道における窒素酸化物等の高濃度汚染の原因として沿道建物による汚染空気の滞留が指摘されている。このため、本調査では、触媒的な作用があり光照射のない常温で窒素酸化物を水と窒素ガスに分解することができる高活性炭素繊維を応用し、建物の壁等で窒素酸化物を分解できる新素材の開発を想定した新たな局地汚染対策技術の可能性を検討している。
14:20〜14:55
◆都市大気汚染対策に向けたEST実現手法に関する調査
EST(Environmentally Sustainable Transport:環境に配慮した持続可能な交通体系)は20年から30年先を睨んで、すべての環境負荷が小さい交通体系を目指すもので、新たなまちづくりのための理念、手法としてOECDにおいて検討が行われている。本調査では、自動車排ガスに起因する都市の大気環境を改善する新たな手法としてESTの理念と手法に着目し、その実現のために市民またはNPO、行政などのパートナーシップの確立を目指すために、昨年度、欧州におけるESTプロジェクトの情報収集を行った。
■より低公害車な自動車の普及に関するプロジェクト
14:55〜15:30
◆DPFシステムの大型ディーゼルトラック実証試験及び浄化性能に関する調査
ディーゼル排気微粒子除去フィルター(DPF)システムは、エンジンの排気系に装着したフィルター内に、自動車の排気ガス中の粒子状物質(PM)を捕集し、電熱線による焼却や触媒の作用等により除去する装置であり、ディーゼル排出ガス低減対策として近年特に注目されている。本調査では、DPFを地方公共団体所有の大型ディーゼルトラックに装着し日常業務に使用するための課題の検討、一部の車両で耐久性・信頼性等について実証調査を行っている。
15:30〜16:10
◆電気自動車の普及方策の効果に関する調査
本調査は、一般公募で参加した市民の豊かな発想により、電気自動車の特性を活かした新しい性能や機能を取り入れた車の実現の可能性や新しいタイプの電気自動車が定着する社会システムや理想のクルマのあり方について検討している。また、特別講演として、近年、究極の低公害車として話題になっている燃料電池自動車や電気自動車、ハイブリッド自動車の開発動向状況、並びに清水教授が開発した8輪駆動の電気自動車「KAZ」の開発経緯等についてお話ししていただきます。
■ 参加申込:参加ご希望の方は、住所、氏名、職業、電話番号、FAXを明記の上、6月10日までに下記アドレスへメールにてお申し込み下さい。
jigyou@kouken.or.jp
■問合せ先:公健協会研究発表会担当
電話 03-3586-1527
【登録日】2002.05.16