一般財団法人環境イノベーション情報機構
中国における化学物質管理のトピックス 5/29セミナー
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中国における化学物質管理のトピックス
「中国輸出管理法案のアウトラインと懸念事項」
「中国における化学物質規制のトピックス、対応策」
・講師 コニカミノルタ(株) 法務部第2グループ マネジャー 久嶋省一 先生
ハニカム・テクノリサーチ(株) 代表取締役社長 兼 CEO 陳梅官 先生
・日時 2019年5月29日(水) 12:30-17:00
・会場 [東京・蒲田]大田区民ホール アプリコ 地下1階 展示室
・受講料 1名10,000円+税(資料付)
・詳細 https://johokiko.co.jp/seminar_chemical/AL190591.php
■第1部 中国輸出管理法案のアウトラインと懸念事項
コニカミノルタ 久嶋省一 氏
米中間の摩擦が激しさを増し、米国がその輸出管理制度や投資規制を利用して中国を制裁しようという動きが顕著になっていますが、中国は報復しないのでしょうか?
中国の輸出管理制度は整備途上であり、2017年6月に輸出管理法(案)が公表されました。2019年には公布に向けた審議が全人代常務委員会で行われる見込みです。
化学兵器禁止条約関連や麻薬向精神薬材料等の化学物質に関する輸出規制は従来も行われていますが、 輸出管理法の導入によって、どのようにこれらの規制が変化するのでしょうか?
米中摩擦が長期化するとの予測もある中、中国がどのような輸出管理制度を整備しようとしているのかを知り、ビジネスへの影響の大きさを予測していただくことで、各企業が米中摩擦の激化に向けてどのような備えができるのかを考える一助になれば幸いです。
1.はじめに:なぜ、いま中国の輸出管理法(案)なのか?
(1) 米中摩擦と中国の輸出管理制度の関連に関する考察
(2) 中国輸出管理法案の問題点(概要)
2.安全保障輸出管理とは
2-1 国際的な輸出管理
(1) 安全保障輸出管理の概要
(2) 安全保障輸出管理の国際的枠組
2-2 従来の中国の輸出管理制度
(1) 国際条約及び国際レジームへの対応状況
(2) 従来の輸出管理制度の特徴
・化学品に関する複数の規制
(3)中国独自の規制
3.新しい輸出管理法の制定
(1) 習近平政権による新しい輸出管理制度導入の動き
(2) 法律制定の趣旨、起草説明の内容
4.輸出管理法案の問題点
4-1 米国法に学んだ中国
(1) 見なし輸出規制
(2) 再輸出規制
(3)その他の問題点
4-2 レアメタル・レアアースの規制の動き
(1) 起草説明中の記載
(2) 過去の規制失敗
(3) なぜ、また? -GATT21条の適用に勝機-
5.諸外国からの反発と立法に向けた今後の動き
5-1 日米欧の産業団体からの反対意見書
5-2 立法に向けた動き
(1)商務部活動報告
(2)立法手続、内容確認と意見提出の機会
(3)法執行に向けた中国側の課題
6.まとめ
■第2部 中国における化学物質規制のトピックス、対応策
ハニカム・テクノリサーチ 陳梅官 氏
2019年は、中国の化学物質管理政策が大きく転換する年に差し掛かっていると言えます。今年の1月11日、突然「中国化学物質環境リスク評価及び管理制御条例」の意見募集案が公表され、中国の春節を挟み、2月20日をもって、意見募集を締め切りました。この機会に多くのお客様が弊社または業界団体経由で、当局への意見提出を行いました。
今回、弊社は様々なチャネルを通して当局の担当者や責任者とコンタクトをとり、また直接北京の当局を訪れ、面談・意見交換を行いました。これらによって弊社が入手した情報を踏まえて、この条例制定の背景、意図、政策の方向性及び今後の予定など、ポイントと懸念点を含めできるだけ詳しく解説致します。
またこの条例と合わせて、本セミナーでは、中国化学物質規制の全体像及び最新動向、中国版化審法と改訂版指南、危険化学品登記と鑑定と分類、中国GHS対応、SDSとラベルの実務など、法規に基づく基本知識だけでなく、多くの実在したトラブル事例から生まれた実践的な対応方法に触れる予定です。中国法規制対応の最新動向、法規概要を網羅的かつ要点を抑え、実務に沿った内容を把握することで、自社にとってのベストな解決方法策定のために、多いにご参考いただける、実用性の高いセミナーと言えます。
1.中国化学物質規制の最新動向
1-1危険化学品安全法制定などの最新法規動向
1-2通関規制の実際と対応
1-3現地行政監査の状況
2.中国版化審法の最新動向
2-1現状中国版化審法のポイントと対応実務
2-2「化学物質リスク評価及び管理制御条例」の概要と要点
2-2「化学物質リスク評価及び管理制御条例」がもたらす影響と対策
3.危険化学品規制の最新動向
3-1危険化学品規制の最新動向
3-2 危険化学品登記、鑑定、分類の実務対応
4.中国GHSの最新動向
4-1中国GHSの最新動向
4-2中国SDSとラベルの作成実務
※構成案であります、法規動向によって変更することがあります。
詳細・お申し込みは
https://johokiko.co.jp/seminar_chemical/AL190591.php
【登録日】2019.04.08