一般財団法人環境イノベーション情報機構
<IISEウェビナー>バリューチェーンを通じた自然資本に関わるリスクと機会を捉えるには - 実践から見えた課題と期待 -
IISEでは、様々なセクターの皆様と共に知見を共有し、未来の共創に向けたつながりを創出する場として「IISEウェビナー」を開始します。今回、環境ソートリーダーシップ活動の一環として、ネイチャーポジティブ経済に向けたICTの可能性について探索するウェビナーシリーズを開催します。
自然資本に関わるリスクと機会は、企業にとって無視できないものになりつつあります。一方で、GHG 排出量という指標があるカーボンニュートラルと比べて、自然資本においては、その土地ごとの水、大気、動植物など様々な情報を把握する必要があり、対応は容易ではありません。NECは2024年6月にTNFDレポートの第2版を発行しましたが、その作成過程では、自然資本依存・影響分析の課題も見えてきたといいます。今回は、LCI(ライフサイクルインベントリ)データベース IDEA(いであ)の取り組みについてAIST Solutionsの西氏にお話を伺うとともに、自然資本関連データの見える化に関する課題や、今後のICT活用への期待について、皆様と一緒に考えます。
【登壇者】
西 哲生 氏
株式会社AIST Solutions 事業構想部 シニアエキスパート
国立研究開発法人産業技術総合研究所 客員研究員
慶應義塾大学法学部政治学科卒業、東京工業大学大学院(社会理工学研究科価値システム専攻)博士課程修了、博士(学術)取得。1982年(株)社会調査研究所(現(株)インテージ)に入社。消費財やサービス財の市場調査業務に従事したのち、1994年より同社が設立した(株)グリーンマーケティング研究所に出向。以降、国、自治体、業界団体、民間企業の地球環境問題(資源循環、地球温暖化など)に関する調査、コンサルタント業務に従事する。また、神戸大学、武蔵野大学、宮城県立宮城大学で非常勤講師を務めた。
岡野 豊 氏
日本電気株式会社(NEC) 環境経営統括部 シニアプロフェッショナル
2003年 カリフォルニア大学デービス校生態学修士課程を修了。トヨタ自動車の環境部署にて14年間、世界各地の工場の脱炭素、資源循環、自然共生取組みを企画、推進。2016年より岡山県西粟倉村のスタートアップ エーゼロ株式会社の執行役員に就任。未来の里山づくりを目指し、循環型の農林水産システムや関係人口アプリ事業を設立。2020年よりNECにて環境戦略立案や環境ビジネス促進に従事。TNFDレポート第1版と第2版の編集を取り纏め。
篠崎 裕介
国際社会経済研究所(IISE) ソートリーダーシップ推進部 プロフェッショナル
東京農工大学大学院 農学修士。2007年、NEC入社。通信事業者向けの営業・販促、2015年から新規事業開発組織にて数々の事業開発に携わる。2023年よりIISEにて環境分野のソートリーダーシップ活動に従事。国内IT業界初のNEC TNFDレポート第1版および第2版の作成に関わる。
【参考】
IISE公式note 環境マガジン
環境ソートリーダシップ活動に関連する記事をまとめています。
https://note.com/nec_iise/m/m138cc8a57acf
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https://client.eventhub.jp/ticket/2MBK6PDy8
【登録日】2024.07.23