一般財団法人環境イノベーション情報機構
動き始めたSXとDXの融合
会場受講/ライブ配信/アーカイブ配信(2週間、何度でもご視聴可)
【講師】
(株)NTTデータ経営研究所 執行役員 パートナー
村岡 元司(むらおか もとし) 氏
【重点講義内容】
サステナビリティ対応は、今や企業の経営力を左右する大きな要素となりつつある。他方、デジタル技術の進展はめざましく、社会のあらゆる層にデジタル技術が浸透しつつある。
サステナビリティ対応においても、従来以上にデジタル技術の活用が求められるようになりつつあり、SXとDXは融合の時代を迎えている。ここでは、カーボンフットプリントの可視化とデータ流通、サーキュラーエコノミーへの対応とデータ流通、カーボンクレジットとデータ管理などSXとDXの融合の先行事例を紹介しつつ、企業の競争力強化に結び付けるポイントを探る。
1.経済構造の転換と企業の競争優位性
タンジブル経済(実物経済)からインタンジブル経済(無形資産経済)への転換が進んでいると言われている。この経済構造の転換に伴い、企業の競争優位性の源も従来のものとは異なったものとなりつつある。まず、この点を簡単に確認する。
2.SXと企業競争力
カーボンマネジメント、サーキュラーエコノミー、自然資本やネイチャー・ポジティブなどサステナビリティ対応力は企業の競争力を左右する重要な要素となりつつあり、この点を解説する。
3.SXとDXの融合
続いて、SX実現のためにもDXの重要性が増しつつあることを紹介する。これまで目に見えなかったCO2の管理、資源循環効果、生物多様性などを可視化し、データ流通させ、管理することが重要になりつつあることを解説する。
4.先行事例
SXとDXの融合の先行事例を紹介する。カーボンフットプリントの管理とデータ流通、資源循環の可視化とデータ流通、大気中や土壌中の見えないものの可視化とカーボンクレジット等の先行事例を紹介する。
5.企業競争力強化に向けたポイント
先行事例などを踏まえて、SXとDXの融合を企業の競争力強化に結び付けるためのポイントを紹介する。
6.質疑応答/名刺交換
【講師プロフィール】
村岡 元司(むらおか もとし) 氏
京都大学大学院工学研究科修了後、大手商社、シンクタンクを経て、2001年6月より現職。環境エネルギー分野を中心に、地球温暖化対策、事業戦略策定、スマートコミュニティ構想策定、環境インフラ輸出支援、エネルギーを起点としたまちづくり支援、日本版シュタットベルケ創出に向けたコンサルティング、グリーン水素による実証事業、地方自治体における脱炭素化計画策定支援、カーボンファーミング関連コンサルティング、民間企業の脱炭素経営コンサルティングなど、幅広い実績を有する。寄稿、講演多数。
現在、SBI大学院大学 客員教授(兼務)、一般社団法人 日本シュタットベルケネットワーク 代表理事(兼務)、一般社団法人 Good on Roofs 理事(兼務)。
【登録日】2024.04.10