一般財団法人環境イノベーション情報機構
地球温暖化防止/ディーゼル排ガスと健康−市民シンポ第2弾
講演1:ぜん息ってどういう病気?
ぜん息のイロハ・発症のメカニズム・最新の医療
秋山一男先生(国立病院機構相模原病院・臨床研究センター長/厚生省「ぜん息予防・管理ガイドライン2003」作成委員)
講演2:都内行政区・学校区別ぜん息被患実態
大越稔秋さん(東京公害患者と家族の会副会長)
ぜん息の児童は、この10年間で2倍にも増えています。(学校保健統計) 大人になって、それまで何ともなかった人が突然ぜん息になるケースもあります。ぜん息は「治らない」と言われています。ひどい場合は亡くなることもあります。
なのに「ぜん息」がどういう病気かは、意外に知られていません。多くの誤解もあるようです。患者さん、医療関係者ですら、正しく理解されていないようです。
最近、ぜん息の研究が進み、これまで「常識」とされていたことが覆されています。最新の研究では、ディーゼル排ガスとの因果関係が、これまで以上に示されています。また、発症メカニズムの解明が進んで、ぜん息治療は格段に進歩してきています。
そこで、ぜん息医療の第一人者・秋山一男先生に「ぜん息のイロハ」と最新の情報について、お話ししていただくことになりました。 秋山先生は、リウマチ・アレルギー疾患の治療・研究の中心的な役割を果たしています。
また、学校保健統計が明らかにしているぜん息被患率を行政区町単位で明らかにしている研究者から、ぜん息被患実態も、報告していただきます。
酸性雨調査研究会は、昨年4月、市民シンポジウム「ディーゼル排ガスと健康−あなたは空気を選べますか?」を開催し、好評を博しました。今回はその第2弾です。ぜひ、ご参加ください。
【登録日】2006.03.22