一般財団法人環境イノベーション情報機構
国際シンポジウム 環境を守る最新技術−HEPで取り戻す 川の流れ・森のつながり−
自然を取り戻す法律、「自然再生推進法」の成立によって、川や湿原、流域の森林など、各地で様々な生態系の回復を目指した自然再生事業が本格的に動き出しています。しかし、自然再生事業といえども公共事業である以上は、十分な自然再生効果が見込める計画を選択し、その根拠を市民に示す責任があります。
米国で実績のある環境評価手法「ハビタット評価手続き(HEP,ヘップ)」は、主に、環境アセスメントの分野で活用されていますが、自然再生事業においても、複数の事業プランを科学的かつ分かりやすく比較評価できるツールであるとして、適用事例が増えつつあります。
本シンポジウムでは、HEPの開発研究や実践の場で多くの経験を積んできた専門家を海外よりお招きして、1本の川のレベルから川を取り巻く広大な集水域のレベルまで、様々なスケールにおいて、HEPや関連する評価手法を用いて検討された自然再生プランや野生動物の保護管理プランを紹介し、自然再生事業とその評価のあり方について議論を行います。
■日 時 平成16年9月29日(水)10:00-17:10
■会 場 鈴乃屋ホール(東京都台東区上野1-20-11 鈴乃屋本店7階)
銀座線上野広小路駅・大江戸線上野御徒町駅 A4出口正面
地図 http://www.suzunoya.com/honten/hall_map.pdf
■参 加 費 無 料
■定 員 250名(事前のお申し込みが必要です)
■主 催 財団法人日本生態系協会
■後 援 環境省・国土交通省・農林水産省・(財)河川環境管理財団・日本ビオトープ管理士会
■プログラム
□基調講演『自然と共存する美しい日本を目指して』
池谷奉文((財)日本生態系協会 会長)
□事例紹介1『HEPを用いた河川の絶滅危惧種の保護管理』
エイドリアン・ファーマー(アメリカ合衆国内務省地質調査所 フォートコリンズ科学センター 上席研究官)
□事例紹介2『河川・沿岸生態系の再生とHEP−マティリハダム撤去計画の評価』
ポール・ジェンキン(サーフライダー基金 ベントゥーラ郡支部 環境ディレクター)
□事例紹介3『北米におけるクマの保護管理と回廊再生計画の検討−合意形成ツールとしてのハビタット評価手法』
デビッド・マットソン(アメリカ合衆国内務省地質調査所 南西部生物科学センター 野生動物研究官)
□パネルディスカッション
[コーディネーター]
中村太士(北海道大学大学院農学研究科 森林管理保全学講座 教授)
[パネリスト]
エイドリアン・ファーマー
上杉哲郎(環境省自然環境局 自然環境計画課 生物多様性企画官)
森吉尚(国土交通省河川局 河川環境課 河川環境保全調整官)
田中秀明(農林水産省農村振興局 事業計画課 地域計画官)
池谷奉文
[コメンテーター]
デビット・マットソン
ポール・ジェンキン
□懇親会
※シンポジウム後に、出演者を囲んだ懇親会(参加5,000円)を予定しています。
参加ご希望の場合には、参加申込書にその旨をご記入くださいますようお願いいたします。
申込多数の場合には、ご希望に添えないこともございます。予めご了承ください。
■お申し込み方法
@お名前A会社名・部課名・役職等B住所C電話DFAXEE-mailをご記入の上、FAXまたは郵便にてご送付ください。
なお、受付は先着順とし、定員になり次第、締切とさせていただきます。
■お問い合わせ・申し込み
(財)日本生態系協会 HEPシンポジウム 係
〒171-0021 東京都豊島区西池袋2-30-20音羽ビル
tel.03-5951-0244 fax.03-5951-2974
【登録日】2004.08.30