一般財団法人環境イノベーション情報機構
上勝町、ごみ・ゼロへの挑戦 〜国際環境NGOグリーンピースのすすめるゼロ・ウェイスト政策とは〜
【募集期間】| 2004.07.01〜2004.07.15 「ごみ焼却場から汚染が広がっている」「ごみの埋め立て地はあと数年でいっぱいになる」「ごみ処理にかかるお金が年々増大している。」私たちが日々何気なく捨てているごみは、私たちの見えないところで自然破壊を招いたり人々の健康を脅かすなど、地球規模で深刻な問題を引き起こしています。
そんな状況下の2003年9月、徳島県の上勝町が、日本中をアッと言わせました。「2020年までにごみをゼロにする。」これが、リサイクルという概念の一歩先を行く、「そもそもごみをつくらせない・つくらない町づくりを目指す」という上勝町のゼロ・ウェイスト宣言です。
すでにリサイクル率80%以上を誇る同町が世界に向けて発信したこのメッセージには、「排出された大量のごみを処分するのではなく、生産者自身が責任を持って引き取り、ごみをつくらない企業が得をする。そんなごみを発生させない仕組みの整った社会を2020年までにつくらなければ、今の地方自治体が抱えるごみ問題は解決しない」という強い訴えが込められていました。
このセミナーでは、その上勝町の町長をメインスピーカーとしてお迎えし、ゼロ・ウェイスト宣言までの経緯や具体的な実行計画を伺うとともに、今、世界中で注目されているゼロ・ウェイスト政策についてグリーンピース・ジャパンがわかりやすくご説明いたします。
またスペシャルゲストとして、ヨーロッパを中心にゼロ・ウェイストを目指したプランを自治体向けに作成しているコンサルタントのドミニク・ホッグ氏をお招きし、どのようなごみ資源化計画が必要なのかについての具体的なご提案もいただきます。
【登録日】2004.07.08