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イベント情報調査入門ゼミ コーヒーとフェアトレード

調査入門ゼミ コーヒーとフェアトレード

【カテゴリ】 自然環境 その他(自然環境)

【開催日】2004.05.21

【開催地】東京都


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 調査入門ゼミ コーヒーとフェアトレード
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●2004年5月〜2005年2月 ●隔週金曜日19:00〜21:00 ●全15回/定員10人 ●受講料38,000円

コーヒーを毎日飲んでいる、という人も多い昨今。コーヒーは「南」で作って「北」で消費する代表的な一次産品のひとつです。このゼミでは、データ収集のノウハウをはじめ、どこで誰がどのように作っているのかというコーヒー物語を紐解いていきます。コーヒー生産者の現実をとらえるなかで、南北格差をもたらしている世界経済や農産物貿易のあり方も見えてくるでしょう。では、私たちはその格差をどう解決していけるのか? ということも含めて調査研究していきます。市民が自前で調査する力を身につけることを目指すPARCの調査研究入門ゼミ。あなたも初めの一歩を踏み出しませんか?

オリエンテーション 5/21
■石田伸子(PARC理事)
発見の喜びとさらなる好奇心につき動かされて…という快い滑り出しが調査の秘訣、と勝手に思い込んでいるので、まずはお気楽に調査計画など話し合いつつ盛り上がりましょう。

コーヒーとグローバリゼーション 6/4
■臼井隆一郎(東京大学大学院教員)
コーヒーという飲み物の歴史、とくにその生産の歴史はグローバリゼーションと即応していると考えます。オランダにとってのジャワ、ドイツにとってのメキシコ・チアパスを例に取って考えてみることにします。
主著:『コーヒーが廻り世界史が廻る』中央公論社、1992

調査報告会 6/18

輸入から焙煎、販売まで 7/1(木)
■岩田斉(齊藤コーヒー且謦役副社長、コーヒー鑑定士)
コーヒーの生豆は、どのように輸入され、焙煎加工業者から消費者へ流通販売されるのか? 美味しいコーヒーの淹れ方もお教えしたいと思います。

調査報告会 7/16

コーヒー貿易の流れと動向 9/10
■圓尾修三(圓尾飲料開発研究所代表)
熱帯性永年作物のコーヒーは、生産国にとっての最大の換金作物であり、典型的な南北商品であると言える。約250年もの間、貿易が世界に及ぼした動向、影響について講義する。
主著:『コーヒー大辞典』樺骰争食料新聞社、1999/『2000年度世界のコーヒー生産国事情』圓尾飲料開発研究所、2000

夏休み調査の報告 9/24

コーヒー価格の仕組み 10/8
■小西晃之(潟gーメン食料本部)
コーヒーの価格は、どのように決定されているのか。国際的な商品取引の調整システムとあわせて、価格決定の流れ、システムを解説していただく。

タンザニア・コーヒー:農村協同組合からフェアトレードへ 10/22
■辻村英之(京都大学教員)
構造調整政策やコーヒー危機の下で、コーヒー小農民や協同組合は、さらに困難な状況に追い込まれている。その現状と課題(特にフェアトレードの可能性)を、現地の写真を活用して具体的に説明する。
主著:『コーヒーと南北問題』日本経済評論社、2004/『南部アフリカの農村協同組合』日本経済評論社、1999

アジアのコーヒー栽培 11/12(金)
■豊原秀和(東京農業大学教員)
世界の様々な地域で栽培されているコーヒー。コーヒーは、どのように栽培されている植物なのか? アジアにおけるコーヒーの生産現場に焦点をあてて、農業的な見地から考える。
主著:『農学大事典』(共著)養賢堂、2004/『熱帯農業辞典』(共著)日本熱帯農業学会、2003

エクアドル有機コーヒー:雲霧森とアグロフォレストリー 11/19
■藤岡亜美(スローウォーターカフェ代表、ナマケモノ倶楽部理事)
南米エクアドル、環境破壊型の開発を拒否し、持続可能に暮らすために選ばれたコーヒー栽培。コーヒーが育つ森からの視点で、世界、日本、カフェ文化、ライフスタイルを振り返る。

急激に伸びたベトナム・コーヒー生産 12/3
■池本幸生(東京大学東洋文化研究所教員)
ベトナムのコーヒー生産は90年代に急激に伸び、世界第2位のコーヒー輸出国となった。この背景で少数民族の生活はどうなったか、貧困政策が果たした役割とは何であったのかについて考える。

フェアトレード:東ティモールコーヒーを事例として 1/14
■井上礼子(PARC代表理事、横浜国立大学非常勤講師)
PARCが行なっている東ティモールのコーヒー生産農民の支援活動のなかから見えてきた具体的な喜びや困難をお伝えしながら、コーヒー・フェアトレードの戦略を論じたい。

フェアトレード認証 1/28
■松木傑(フェアトレード・ラベル・ジャパン理事長)
ヨーロッパ、北米で毎年20%の比率で伸びているフェアトレード・ラベル商品は、日本でも少しずつ認知され、コーヒー会社も取り扱うようになってきている。その認証システムの現状と問題点について紹介する。

調査報告会 2/18

全講座内容が掲載されたパンフレットを無料でお送りしております。ご希望の方は、下記までご連絡ください。
〔問合せ先〕PARC自由学校
 〒101-0063 東京都千代田区神田淡路町1-7-11 東洋ビル2F
  Tel:03-5209-3450  Fax:03-5209-3453  
  E-mail: parcfs@parc-jp.org  HP: http://www.parc-jp.org/

【登録日】2004.04.23

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