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アフリカ講座のご案内

【カテゴリ】 環境一般 その他(環境一般)

【開催日】2004.05.11

【開催地】東京都


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      歩くアフリカ学
 人びと・自然・そして希望へのシナリオ
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イラク支援には50億ドルを費やす日本。一方、アフリカでの貧困や債務問題、
HIV/AIDSなどは、未解決のまま。今年度はメディアに報道されない、アフリカの
人びとが今日直面している問題を探ります。アフリカを歩き、考えつづけている
講師の方々による現状分析と展望を中心に授業を進めます。また、アフリカと私
たちのつながり方についても考えていきたいと思います。
●2004年5月〜2005年1月 ●隔週火曜日19:00〜21:00 ●全15回/定員25人 ●受講料38,000円

オリエンテーション:地域研究と人びとの生活 5/11
■吉田昌夫(日本福祉大学教員)/勝俣誠(明治学院大学教員)
貧困・飢餓というマイナスイメージと苦難にめげず明るく生きる人びとというプラス
イメージが同時に存在するアフリカ。このギャップをどのように見たらいいのだ
ろうか。人びとの生活から探る。
主著:『地域研究入門‐世界の地域を理解するために』(編著)古今書院、2002

武力紛争を歴史から見る 5/25
■武内進一(ジェトロ・アジア経済研究所研究員)
アフリカの武力紛争は、さしせまった課題であると同時に、国際社会や我々自身の問題
を照らす鏡である。アフリカの武力紛争の要因を歴史的に辿りながら、それが我
々の社会とどのような形でつながるのか考える。
主著:『国家・暴力・政治−アジア・アフリカの紛争をめぐって』(編著)
アジア経済研究所、2003/『現代アフリカの紛争−歴史と主体』(編著)アジア
経済研究所、2000

ボノボから見た戦争 6/8
■古市剛史(明治学院大学教員)
知られざる第3次世界大戦ともいわれたコンゴ民主共和国の内戦。ようやく終結に向かっ
たその闘いが、奥地の村の人びとの生活や、熱帯雨林とそこに住む貴重な動物に
残した爪痕を報告する。
主著:『性の進化、ヒトの進化』朝日新聞社、1999/『ビーリャの住む森で』東京化学同人、1988

アフリカの累積債務の背景と展望 7/6
■北沢洋子(国際問題評論家)
98〜00年、「貧しい国の重い債務を帳消しにしよう」というジュビリー・キャンペーンがグロー
バルに展開された。その主な対象はアフリカの債務であった。日本政府は02年末
にようやく帳消しを決定した。
主著:『利潤か人間か』コモンズ、2003/『自由貿易はなぜ間違っているのか』(共著)
アジア太平洋資料センター編、2003

アフリカの女性:裁判記録から見えてくるもの 7/20
■富永智津子(宮城学院女子大学教員)
グローバリズムが展開する中、進行している「貧困の女性化」。それに対抗するために、女性
の法的権利の確立が模索されている。裁判記録を通して、アフリカの女性が直面
しているジェンダーバイヤスについて考える。
主著:『ザンジバルの笛−スワヒリ世界の歴史と文化』未来社、2001

WTO・特許がエイズ治療を阻んだ? 9/7
■林達雄(アフリカ日本協議会代表)
1996年、エイズ治療が確立し、北の感染者は生存の奇跡を祝福した。しかし、前年に設立
されたWTO特許協定は、アフリカの人びとにとってのその奇跡を阻んだ。その後
の結末は・・・・・・?
主著:『グローバル化と人間安全保障』(共著)日本経済評論社、2001/
『NGOの挑戦』(共著)めこん、1999

ジンバブウェ:石の大地から見える世界 9/28
■尾関葉子(アフリカの開発のための対話プロジェクト代表)
日本に届くジンバブエの報道は欧米からやってくる。それらは、決して嘘ではない。
が、全てではない。ジンバブウェの石の上に座って逆に世界を見てみると、違う
この国が見えてくる。
主著:『ハンドブック NGO』(共著)明石書店、1999/『ジンバブエ生産協同組合
NGO活動資料集』(共著)アフリカ日本協議会、1996

アフリカの暮らしと昆虫 10/5
■八木繁実(応用昆虫学研究者)
長年関係してきたケニアの昆虫研究所の活動を通して、農家の自給自足を基本とする
害虫防除法の開発とその実態を紹介する。さらに、害虫(特にシロアリ)を食料
として巧みに利用している例についても触れたい。
主著:『アフリカを知る−15人が語るその魅力と多様性−』(共著)
スリーエーネットワーク、2000

もうひとつの「五月革命」−68年ダカール大学闘争の今日的意味 10/12
■真島一郎(東京外国語大学教員)
ソルボンヌ叛乱と同じあの「五月」にダカール大学で生起した学生コミューンの記憶
とその忘却、および反システム運動論の「89年問題」に関わるその今日的意義を
再考します。
主著:『アラーの神にもいわれはない』(訳著)人文書院、2003/
『文化解体の想像力』(編著)人文書院、2000

タンザニア・コーヒー:農村協同組合からフェアトレードへ 10/22
■辻村英之(京都大学教員)
構造調整政策やコーヒー危機の下で、コーヒー小農民や協同組合は、さらに困難な
状況に追い込まれている。その現状と課題(特にフェアトレードの可能性)を、
現地の写真を活用して具体的に説明する。
主著:『コーヒーと南北問題』日本経済評論社、2004/
『南部アフリカの農村協同組合』日本経済評論社、1999

コンゴ紛争:市民が望む平和づくり 11/2
■ムケンゲシャイ・マタタ(オリエンス宗教研究所所長)
98年から03年にかけてコンゴ民主共和国東部の戦闘地域では、230万人の犠牲者が出た。
平和的な国づくりが実現されるためには、国民の意識統合と教育制度を中心にし
た国づくり政策が必要だ。

スーダン:内戦と復興・平和構築 11/16
■栗本英世 (大阪大学教員)
20年以上にわたって続いているスーダンの内戦。04年1月現在、政府と解放戦線の
包括的平和協定締結への期待が高まっている。復興と平和構築のためにはなにが
必要か考えてみたい。
主著:『未開の戦争、現代の戦争』岩波書店、1999/
『民族紛争を生きる人びと』世界思想社、1996

人びとが主体となる開発 11/30(火)
■荒木美奈子(京都大学教員)
ザンビアとタンザニアの「開発」の現場でのインタラクション(相互作用)を事例とし、
人びとが受動的に開発政策を受け入れているのではなく、主体的にその過程を創
出しているさまを紹介したい。

南アフリカにおける新しい社会運動 12/7
■津山直子(日本国際ボランティアセンター(JVC))
南アフリカで都市貧困地区の学校や障害児施設の支援および、農村部での農業の復興を軸
にした地域開発の取り組みから南アフリカにおける新しい社会運動についてお話
いただく。

まとめの討議:人びとのアフリカと私たち 1/11
■勝俣誠(明治学院大学教員)

全講座内容が掲載されたパンフレットを無料でお送りしております。ご希望の方は、下記までご連絡ください。
〔問合せ先〕PARC自由学校
 〒101-0063 東京都千代田区神田淡路町1-7-11 東洋ビル2F
  Tel:03-5209-3450  Fax:03-5209-3453  
  E-mail: parcfs@parc-jp.org  HP: http://www.parc-jp.org/

【登録日】2004.04.23

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