一般財団法人環境イノベーション情報機構
●グリーンパル・カフェVol.4● 「人と人とを結びつけるコミュニティ・ガーデンを都市開発から守る」 〜アメリカ・ワシントン州タコマ市のNPOランド・トラストの試み〜
【募集期間】| 2004.01.01〜2004.01.20
「人と人とを結びつけるコミュニティ・ガーデンを都市開発から守る」
〜アメリカ・ワシントン州タコマ市のNPOランド・トラストの試み〜
○講 師：フォト・ジャーナリスト 大塚敦子氏
○日 時：2004年1月20日（火） （受付18:30〜）19:00〜21:00
○場 所：パートナーシップオフィス EPO会議室（コスモス青山B2F）
○定 員：先着40名
○参加費：1,000円
○主 催：グリーンパル（NPO birth プロジェクト）
○お申込：以下のホームページよりお願いいたします。
→ http://greenpal.org/projects/2003/app_cafe4_j.html
【講師プロフィール】大塚敦子（おおつかあつこ）
フォト・ジャーナリスト。1960年、和歌山市生まれ。上智大学文学部卒業。
商社勤務を経て、86年から報道写真を撮りはじめる。フィリピンの新人民軍、パレスチナ民衆蜂起、天安門事件、湾岸戦争、クルド難民など、国際紛争の現場を取材する一方、アザラシやキツネザル類などの野生動物の撮影もおこなってきた。92年よりアメリカを舞台に、死に向き合う人々の生き方、自然や動物との絆がもたらす癒しなどをテーマにしている。現在はアメリカ7ヶ月、日本5ヶ月の暮らし。9/11後のアメリカ 社会の動きや平和運動なども取材中。
エイズとともに生きた女性の記録で98年に準太陽賞。ガンで亡くなった高齢の女性の最後の日々を飼い猫の目から綴った「さよならエルマおばあさん」で、講談社出版文化賞絵本賞、小学館児童出版文化賞。
【概要】
シアトルから南に約40分ほどのところにある地方都市タコマ。ダウンタウンの近 くには、 「グアダルーペ・ガーデンズ」と呼ばれるコミュニティ・ガーデンがある。以前 は麻薬中毒者や ホームレスの人々がたむろし、誰も近づきたがらない地域だったが、10年前、市 民グループがゴミ捨て場と 化していた空地を片づけて庭をつくり、ホームレスの人々とともにオーガニック の野菜づくりを始めてから、 野菜を買いに来たり庭仕事に参加する人々の往来で、地域が甦ったという。
ところが、ダウンタウンの開発が進むにつれ、それまで空地を放任していた不 在地主たちが庭の一つを売却し、 駐車場にした。市民グループは、残りの庭を守るためNPO「ランド・トラスト」 を立ち上げるが、土地を丸ごと買い 取る資金はない。そこで思いついたのが、ほかのNPOとタイアップすることだっ た。庭の横に低所得者用住宅を 建設するかわりに庭を保全するという計画を、住宅を建設するNPOと共同で市当 局に提案。計画は市に承認され、 庭は守られることになった。
日本でも、緑地の所有者が死亡し、家族が相続税を払えないために、土地を物 納せざるを得ないケースがあとをたたない。
人と人を結びつけ、心を癒す都市の緑を保存するために、市民、行政は何ができ るのか。「グアダルーペ・ガーデンズ」 保全の試みを、NPO、行政当局者、庭によって再生した地域の人々の話などを交 えつつ報告する。
【お申込み・お問合せ】
グリーンパル日本事務局
〒188-0011 東京都西東京市田無町3-10-9 （特定）NPO birth内
TEL/FAX： 0424-67-6306
E-mail： info@greenpal.org
URL： http://greenpal.org/
【登録日】2004.01.08