一般財団法人環境イノベーション情報機構
暮らしの中の化学物質1 『室内に潜む化学物質たち〜ペット動物を指標とした室内環境汚染を考える〜』
■開催形式:IIAEセミナー室/オンラインZoom(ハイブリッド開催)
※IIAEセミナールームで講師が講演を予定しております。現地参加もお待ちしております。
■主催:一般財団法人大気環境総合センター
■テーマ:暮らしの中の化学物質1
『室内に潜む化学物質たち〜ペット動物を指標とした室内環境汚染を考える〜』
講師(敬称略):水川葉月(愛媛大学大学院農学研究科 生物環境学専攻 准教授)
https://iiae.or.jp/instructor/10067/
<概要>
近年、テレワーク等の普及により、人々が室内で過ごす時間は増加しています。実際、ヒトは1日の約85〜90%を室内で過ごしているとされており、健全な室内環境を維持することは重要な課題となっています。室内環境には、人為的活動に由来する殺虫剤、殺菌剤、可塑剤、難燃剤、塗料、医薬品、パーソナルケア用品など、さまざまな人工化学物質が存在しています。これらの物質への曝露は、アレルギー疾患や化学物質過敏症などの健康リスクを引き起こす要因の一つとして懸念されています。
(一社)ペットフード協会による2024年の調査によれば、日本において飼育されているイヌの約89%、ネコの約92%が室内で飼われており、ペット動物もヒトと同様に、継続的に室内の化学物質に曝露していると考えられます。さらに、イヌやネコはヒトより寿命が短く、発育・老化のスピードも速いため、化学物質による健康影響が早期に現れる可能性があります。このことから、ペット動物は室内化学物質汚染の「指標動物」として注目されています。
室内化学物質の主な曝露経路としては、空気、ハウスダスト、水、食事(ペットフード)などが挙げられます。私たちの研究グループではこれまでに、ハウスダストやペットフード、ペット動物の血液中に含まれる化学物質の測定を通じて、室内環境汚染の実態解明と、ヒトおよびペット動物に対するリスク評価を行ってきました。
本セミナーでは、ペット動物を通じて明らかになる室内化学物質汚染の実態に焦点を当て、現在注目されているPFASや家庭用殺虫剤・殺菌剤などに関する分析結果をご紹介し、室内環境と健康リスクについて考察します。
■プログラム:(敬称略)
13:30〜13:35 趣旨説明 前田恒昭(元産業技術総合研究所 IIAE理事)
13:35〜15:15 『室内に潜む化学物質たち〜ペット動物を指標とした室内環境汚染を考える〜』
水川葉月(愛媛大学大学院農学研究科 生物環境学専攻 准教授)
15:15〜15:30 総合討論
■申込方法と参加費
◇参加費:一般3,000円(税込・テキスト代含む)
セミナー会員 1,000円(税込・テキスト、動画付)
賛助会員(個人・法人) 無料 (テキスト、動画付)
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下記あてお振込みをお願いします。
ゆうちょ銀行 店名:〇一八(ゼロイチハチ)
店番:018 種目:普通 口座番号:9872334
口座名義:ザイ)タイキカンキョウソウゴウセンター
<ゆうちょ銀行口座間、郵便局からのお手続きの場合>
記号・番号:10160-98723341
口座名義:ザイ)タイキカンキョウソウゴウセンター
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◇お申込み:https://iiae.or.jp/seminarlist/seminar/
【登録日】2025.06.02