一般財団法人環境イノベーション情報機構
VPPの事業化と分散電源の制御技術
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【重点講義内容】
T.関西電力におけるVPPの取り組み
関西電力株式会社 ソリューション本部 開発部門
技術グループ 部長
久保田 泉(くぼた いずみ) 氏
14:00〜15:10
近年、需要家側に分散する各種のエネルギーリソースを、インターネットを経由して統合制御し、電力需給の調整等に活用するバーチャルパワープラント(VPP)が注目されており、国内外で数多くの実証や事業化が進められている。関西電力は2016年度から「関西VPPプロジェクト」を主導してきている中で、参加メンバーと様々な実証を積み重ねてきており、2021年度からは再生可能エネルギーアグリゲーションの実証も開始した。並行して、アグリゲーターとしてVPPの事業化に関する取り組みに注力してきている。
セミナーでは、関西電力の最新のVPP実証の取り組みについて紹介するとともに、実証や事業化を通じて見えてきた課題、および需給調整市場やFIPなど新制度の動向を踏まえた今後の事業の方向性等についてご説明する。
1.電力業界を取り巻く環境変化
2.VPPについて
3.関西VPPプロジェクトの取り組み
4.今後のVPP事業の展望
5.質疑応答/名刺交換
U.VPPの取り組みと脱炭素社会の実現に向けた技術展開
住友電気工業株式会社 エネルギーシステム事業開発部
企画部 システムグループ長
東 秀訓(ひがし ひでのり) 氏
15:20〜16:30
住友電工では、産業用から家庭に至るまで様々なリソース機器を対象に、関西電力(株)と仮想発電所(VPP:Virtual Power Plant)構築実証に取り組んできた。本セミナーでは、当社のエネルギーマネジメントシステム(sEMSA®)とレドックスフロー電池やEVを組み合わせたVPP実証成果や課題について報告するとともに、脱炭素社会の実現に向けた適用事例や分散電源の制御技術について紹介する。
1.当社のビジョン(エネルギー分野)
2.当社のエネルギーソリューション
(1)レドックスフロー電池
(2)エネルギーマネジメントシステム(sEMSA®)
3.sEMSA®を活用したソリューション
(1)VPPの取り組み
(2)脱炭素への技術展開
4.今後の事業展開
5.質疑応答/名刺交換
【講師プロフィール】
久保田 泉(くぼた いずみ) 氏
2001年4月関西電力入社。主に情報通信部門業務に従事。2022年7月以降、VPP関連業務に従事し、現在は、バーチャルパワープラント、スマートコミュニティ等の戦略策定および実証統括に携わる。
東 秀訓(ひがし ひでのり) 氏
1993年4月住友電気工業に入社。主に送電線保守監視システム設計業務に従事。2013年3月以降、インフラ事業推進部にてアグリゲータ事業のシステム設計、2016年以降は、エネルギーシステム事業開発部(パワーシステム研究開発センター兼務)においてバーチャルパワープラントなどの事業企画に携わる。
【登録日】2022.09.29