一般財団法人環境イノベーション情報機構
[オンラインセミナー] 日本全国におけるPM2.5化学成分時間値の実態
■日時:2021年11月9日(火) 13:30-15:00(13:00〜受付開始)
■開催形式:Zoomによるオンライン開催
■テーマ:日本全国におけるPM2.5化学成分時間値の実態
■講師:岩本 真二(日本環境衛生センター 西日本支局)https://iiae.or.jp/about/instructor/24/
■概要
PM2.5での二次生成機構の解明や発生源の把握には、PM2.5を構成する多様な成分についての情報が不可欠である。そのため、2011年から全国での成分濃度調査が自治体を中心に開始され季節ごとに2週間の期間で実施されている。しかし、期間が限定されていることや、結果が出るまでに時間を要するなどの問題もあるため、環境省は2017年度から全国10地点でPM2.5成分自動測定機による測定(スーパーサイトと総称する)を開始した。全国規模で、成分濃度の時間値を取得できるようになったことで、PM2.5の汚染状況の把握、発生要因の解明はより進展すると期待される。本講演では、スーパーサイトについての概要とそのデータを使った解析の事例を紹介する。
目 次
1. スーパーサイトの概要
2. 測定データの評価
3. 測定結果の概要
4. 測定結果の解析
4-1成分年平均濃度と経度との関係
4-2 PM2.5高濃度の把握 @国内汚染、 A黄砂、 B越境汚染
4-3 火山の影響
4-4 アンモニアの挙動
4-5 PMF法による発生源寄与推定
【登録日】2021.09.24