一般財団法人環境イノベーション情報機構
国際セミナー: 森林バイオマスと気候変動の真実―木質バイオマスは温暖化防止に貢献するか?
再生可能エネルギー固定価格買取制度(FIT)により、木質ペレット等のバイオマス燃料を使った発電所の建設が各地で進み、日本の木材自給率を少しずつ押し上げています。一方で輸入木材を使用した発電所も多く、特に大規模なものは輸入燃料に依存しているのが現状です。木材は二酸化炭素を吸収して成長するため「カーボンニュートラル」とされていますが、過去に蓄積した炭素は木材の燃焼で放出され、伐採地に森林が回復する数十年以上の長期間かけて炭素が吸収されることになります。IPCC(国連気候変動に関する政府間パネル)の報告書では天然林の保護は気候変動の抑制上急務であるとしています。
気候変動対策として、森林からのバイオマスをエネルギー利用することは、本当に効果的で持続可能と言えるのでしょうか。オーストラリアと米国から専門家を招き、世界の動向と共に日本のFIT制度における木質バイオマス燃料の持続可能性について、改めて考えます。ぜひご参加ください。
【開催概要】
日時:2019年5月16日(木)13:30〜16:00(会場:13:00)
場所:連合会館402会議室(メトロ新御茶ノ水駅B3出口すぐ)
アクセス:https://rengokaikan.jp/access/
【プログラム】
講演1:木質ペレットの燃料利用をめぐる世界の動向
ペグ・パット氏/Environmental Paper Network
講演2:木質バイオマス生産の現状とその影響―アメリカ西海岸の事例から
ピーター・リッグス氏/Pivot Point
講演3:木質バイオマスエネルギーの持続可能性とFIT
泊みゆき氏/バイオマス産業社会ネットワーク理事長
主催:一般財団法人地球・人間環境フォーラム、バイオマス産業社会ネットワーク
詳しくはこちらをご覧ください
https://www.gef.or.jp/news/info/190516seminarbiomass/
【登録日】2019.05.03