一般財団法人環境イノベーション情報機構
井上章一氏講演会『私たちが残してきたもの 捨ててきたもの』 於:同志社礼拝堂
今、われわれの建築はビルであれ住宅であれ、三、四十年おきぐらいで解体されます。
大量のごみをおのずと生みだします。いっぽう、ヨーロッパの街には築数百年の建物がいくらもあります。フィレンツェの市役所は築七百年です。
こういうことをどう考えればいいのでしょうか。
建築史や風俗史を専門とする氏より、新たな建築物の陰で発生しているいわゆる建設ごみなどに触れ、お話いただきます。
日時 2019年2月9日(土)
14:00〜15:30(開場 13:30)
参加無料(定員 180名 申込先着順)
会場 同志社礼拝堂(同志社大学今出川キャンパス内)
https://www.doshisha.ac.jp/information/campus/imadegawa/imadegawa.html?chapel#campusmap
市営地下鉄「今出川駅」3番出口上る(エレベーターあります)
烏丸今出川交差点北へ50m。同志社大学「西門」入って50m左手
*礼拝堂内は飲食厳禁です。(重要文化財です)
*寒さが厳しい時期ですので、暖かい服装でご参加ください。
■講師プロフィール
井上 章一氏 (いのうえ しょういち)
国際日本文化研究センター教授。1955年京都府生まれ。京都大学工学部建築学科卒、同大学院工学研究科建築学専攻修士課程修了。専門分野は風俗史、建築史、意匠論など。日本文化や、美人論、関西文化論など、ひろい分野にわたる発言で知られる。
【著書】『霊柩車の誕生』朝日新聞社、『関西人の正体』小学館、『人形の誘惑−招き猫からカーネル・サンダースまで』三省堂、『キリスト教と日本人』講談社、『日本に古代はあったのか』角川学芸出版、『京都ぎらい』朝日新聞出版(※新書大賞2016大賞)、『大阪的 「おもろいおばはん」は、こうしてつくられた』 幻冬舎新書 ほか多数。
■同志社礼拝堂について
1886年6月竣工。プロテスタントのレンガ造チャペルとしては日本に現存する最古の建物(D.C.グリーンによる設計)。正面中央に円形のバラ窓、左右にアーチ窓を設け、その前に屋根と尖りアーチの入口を持っており、ゴシック建築の特徴が出ています。1963年7月、重要文化財に指定されています。
【登録日】2019.01.19