一般財団法人環境イノベーション情報機構
中高生によるサステナブル・ラベルシンポジウム〜消費を変えて熱帯雨林の減少を食い止めよう!〜
「認証をもっと身近な存在に!」 企画者代表 黒田峻平(高2・SGBC中高生副代表)
2016年末にボルネオに渡航し、素晴らしい生物多様性を感じてきました。その一方でアブラヤシプランテーションの開発により生き物の住みかである熱帯雨林が減少していることを学び、危機感を感じました。アブラヤシプランテーションは私達が「植物油脂」であるパーム油を利用するために開発されています。この現状に対して自分にできることを考えるようになりました。熱帯雨林の破壊は今も進行中の問題です。この問題に対し、環境へ配慮した持続可能なアブラヤシ農園に与えられるRSPOや、森林管理が持続可能であることを示すFSCという認証(サステナブル・ラベル)があります。これらがついた商品を選ぶことで、熱帯雨林の持続性に貢献できます。しかし、これらの認証はあまり身近ではありません。私たちはこの認証の普及の必要性を感じ、本シンポジウムの企画に至りました。本シンポジウムを通して少しでも、認証制度の理解や、消費活動の持つ意味、そして熱帯雨林の持続性につながれば幸いです。
第一部 認証とは何か?(13:00〜15:00)
神奈川総合高校の渡部楓氏の動機説明からはじまり、認証制度の仕組みについて日本サステナブル・ラベル協会代表の山口真奈美氏、認知度について東京大学TSCP学生委員会代表の鬼頭健介氏、消費者教育について中高の家庭科教員の龍崎翼氏と学生団体Palmstream代表の樋山輝氏がわかりやすく話しをします。その後、認証制度の消費者への普及についてディスカッションします。
第二部 企業・NGOの取り組み(15:10〜16:40)
企業アンケートをしている新宿山吹高校の渡邊和花氏、(株)SARAYA取締役の代島裕世氏や(株)味の素の太田史生氏、WWFの南明紀子氏、地球人間環境フォーラムの飯沼佐代子氏といった企業やNGOが「責任のある消費」についての取り組みについて話します。
第三部 パネルディスカッション(16:50〜18:00)
「サステナブル・ラベルの普及のために消費者・企業は何ができるか?」
認証の普及のためにできる行動を、企業・NGOの方々と中高生が本気でディスカッションします。
【登録日】2018.04.19