一般財団法人環境イノベーション情報機構
シンポジウム ■戦争と環境破壊■
世界の世論と国際法に背いて強行されたイラクへの武力攻撃は、多くの命を奪いました。また、米英軍が使った劣化ウラン弾は、土地や水を放射性物質で汚染し、イラクの市民や子どもたちに白血病や先天性障害を引き起こすことが心配されています。
戦争は最大の環境破壊です。
かつてベトナム戦争で使われた枯葉剤にはダイオキシンが含まれており、多くの子どもたちに先天性障害を引き起こしました。
結合性双生児として生まれ、日本で分離手術を受けたグエン・ドクさんも、その被害者のひとりです。日本で「ベトちゃん・ドクちゃん」の「ドクちゃん」として知られているドクさんと、ホーチミン市戦争証跡博物館副館長のバンさんを迎え、ベトナム戦争による環境破壊についてお話ししていただきます。
また、イラクで子どもの写真を撮りつづけている写真家の森住卓さんをお招きし、湾岸戦争で使われた劣化ウラン弾の影響と思われる被害や今回のイラク攻撃についてのお話を伺います。
さらに、フィリピンや沖縄などの基地公害について調査をしている大島堅一さんから報告をいただき、「戦争と環境」について考えていきたいと思います。
■報告「ベトナム戦争と枯葉剤」
グエン・ドクさん(ベトナム戦争枯葉剤犠牲者)
フエン・ゴック・バンさん
(ホーチミン市戦争証跡博物館副館長)
「イラク戦争と子どもたち」
森住 卓さん(写真家)
「米軍基地の環境被害」
大島堅一さん(立命館大学・CASA理事)
■日 時 2003年9月3日(水)午後1時30分〜4時30分
■場 所 大阪市中央公会堂 3階 中集会室
(地下鉄御堂筋線または京阪電鉄「淀屋橋」下車、1番出口から徒歩5分)
※地図はこちらからhttp://www.city.osaka.jp/kyouiku/establish02_10.html
■資料代 1500円(CASA会員1000円)
□主 催
特定非営利活動法人
地球環境と大気汚染を考える全国市民会議(CASA)
□共 催 大阪いずみ市民生活協同組合
□連絡先 CASA事務局
〒541-0041 大阪市中央区北浜1-2-2北浜プロボノビル1F
TEL:06-6203-2050 FAX:06-6203-2051
E-mail:casa@netplus.ne.jp
◆ 講師紹介 ◆
「ベトナム戦争と枯葉剤」
グエン・ドクさん(ベトナム戦争枯葉剤犠牲者)
フエン・ゴック・バンさん(ホーチミン市戦争証跡博物館副館長)
グエン・ドクさんは、グエン・べトさんと結合性双生児として生まれ、1988年に日本で分離手術をされたことは御承知のとおりです。また、ドクさんといっしょに来日されるバンさんは、ホーチミン市戦争証跡博物館副館長としてベトナム戦争の悲惨な体験を後世に伝える仕事をされている方です。
「イラク戦争と子どもたち」
森住 卓さん(写真家)
森住卓さんは、世界の核実験場の被爆者の取材をされる一方で、湾岸戦争やコソボ、今回のイラク戦争で使用された劣化ウラン弾の被爆者と環境破壊についての取材を続けておられるフォトジャーナリストです。今回のイラク戦争でも、戦争開始前と直後にイラクに入られ、取材をされています。
「米軍基地の環境被害」
大島堅一さん(立命館大学・CASA理事)
大島堅一さんは、フィリピンや沖縄の基地公害についての調査の取り組んでおられます。アメリカ軍が撤退したフィリピンの米軍基地では、そこに移住した住民に深刻な健康被害が発生しています。
このシンポジウムについてのお問い合わせはCASA(担当:福村)まで
(月〜金:午前11時〜午後6時)
電話:06-6203-2050 FAX:06-6203-2051
E-mail:casa@netplus.ne.jp
【登録日】2003.08.18
[NPO法人 地球環境と大気汚染を考える全国市民会議(CASA)]今後のイベント
登録者情報
【登録日】 2003.08.18
【登録者】地球環境と大気汚染を考える全国市民会議(CASA)
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