一般財団法人環境イノベーション情報機構
ドイツ・オランダ ビオトープ保護と持続可能な地域づくり調査団
【募集期間】| 2001.06.25〜2001.08.03 (財)日本生態系協会 2001年度海外環境施策視察ツアー
ドイツ・オランダ ビオトープ保護と持続可能な地域づくり調査団 派遣のご案内
期 間:平成13年9月17日(月)〜9月27日(木)(11日間)
訪問都市:ドイツ(バーデンバーデン、フライブルク、カールスルーエ、ハイデルベルク他)
オランダ(アムステルダム、ワーゲニンゲン)
旅行代金:¥562,000.−
募集人員:20名(最少催行人員:11名)
申込締切:平成13年8月上旬
監修企画:(財)日本生態系協会
旅行主催:日本旅行東京中央支店
●ご案内
自然破壊を伴った従来型の地域開発を見直し、環境に配慮した『持続可能な地域づくり』に取り組んでもらおうと、地域の開発や土地利用における環境保全のあり方などを示したガイドラインが、環境省により策定されることになり、我が国においても持続可能な地域づくりが本格的に進められようとしています。
これに先駆けヨーロッパでは、自然環境の保全を基本にした地域づくりが1980年代より積極的に進められてきました。ドイツでは学校や公園内、道路や河川周辺に設けられた都市域のビオトープ拠点を、農地や森林と結ぶ『ビオトープネットワーク』を基盤とした地域づくりが一般的に行われています。オランダでは生物多様性の確保を目標に『全国エコロジカルネットワーク』構想が国土レベルで推進されています。さらに、ヨーロッパ全体でも、EUを中心に『ナトゥーラ2000』などのプログラムを通じて大陸レベルの自然環境の保護が実質的に進められています。
本調査ツアーでは、自治体レベルの取り組みから、国や大陸レベルの取り組みまで、これからの地域づくりに欠かせない情報を幅広くご紹介いたします。また、行政担当者や大学・NGO関係者等、現地専門家による案内で、数々の現場を視察し、政策と技術両面での解説を致します。なお、ドイツ国内は現地の事情に詳しい(財)日本生態系協会ヨーロッパ事務所長が同行し、補足説明及び通訳を致します。
美しい初秋のヨーロッパを楽しみながら、ビオトープ保護と持続可能な地域づくりを学んでいただく有意義な機会となれば幸いです。
●予定視察内容
フライブルク市環境局 (9月18日)
講義+現場視察内容:生態系に配慮した持続可能なまちづくり、土地利用
フライブルク市内学校ビオトープ (9月19日)午前
現場視察内容:代表的な学校ビオトープ、生態学的価値の高い学校ビオトープ
フライブルク市営林署・黒い森 (9月19日) 午後
講義+現場視察内容:黒い森の現状と持続可能な森林管理
プフォルツハイム市役所 (9月20日木)午前
講義+現場視察内容:洪水対策を兼ねた都市河川エンツ川の再自然化
カールスルーエ農地再整備・地域整備局 (9月20日)午後
講義+現場視察内容:農村におけるビオトープ保護、自然環境を念頭に置いた農業政策
カールスルーエ市公園局(9月21日+22日)
講義+現場視察内容:都市内におけるビオトープ拠点の保護・整備とそのネットワーク
カールスルーエ市内学校ビオトープ (9月22日)午後
現場視察内容:小学校校庭から大学構内まで、さまざまな学校ビオトープの事例
オランダ国立自然管理情報センター (9月24日)
講義内容:オランダ国内およびEU全体の自然のネットワーク構築への取り組み
全国エコロジカルネットワーク保護対象地 (9月25日)
現場視察内容:NGOの案内によるエコロジカルネットワーク保護対象地の視察
視察内容に関するお問い合わせ・パンフレット(申込用紙)請求先
(財)日本生態系協会 国際部
〒171-0021 東京都豊島区西池袋2-30-20 RJプラザ3F
TEL:03-5951-0244 / Fax:03-5951-2974
EMAIL:aya_inoue@ecosys.or.jp
ホームページ(http://www.ecosys.or.jp/eco-japan)もご参照下さい。
【登録日】2001.06.26