一般財団法人環境イノベーション情報機構
地球温暖化CDMフォーラム2003
【募集期間】| 2003.07.11〜2003.08.22 1997年の気候変動枠組条約第三回締約国会議（COP3）で採択された京都議定書には、先進国の温室効果ガス削減目標を達成するための措置として、「クリーン開発メカニズム（CDM）」、「共同実施（JI）」などの制度が盛りこまれ、一昨年11月にマラケシュで開催されたCOP 7で京都議定書の運用ルールの最終合意がなされ、わが国は昨年6月4日に批准し、74番目の締約国となりました。京都議定書の発効に向けて、あとはロシア等の批准が待たれる状況です。
（財）地球環境センター（GEC）では、1999年度から環境省の委託を受けて企業、NGO、地方公共団体などを対象に、温室効果ガス（GHG）排出量削減や吸収強化につながるプロジェトの実現可能性に関する調査を公募し、その審査、評価等を行っています。この調査により、将来のCDM/JI事業として有望なプロジェクトを発掘するとともに、CDM/JIの仕組みに関する国内・国際のルールづくりに必要な知見を蓄積していくことにしています。
このフォーラムでは、平成14年度に途上国などで実施された8つのCDM/JI事業調査の報告を中心に、CDM理事会やCOP 9などの展望などCDM/JIをめぐる国内・国際動向など、温暖化防止に関する最新情報をご紹介します。
＜大阪会場＞
日時：平成15年8月25日（月）午後1時30分〜5時00分
場所：メルパルク OSAKA 「メルパルクホール」
大阪市淀川区宮原4-2-1 TEL 06-6350-2128（直）
主催：環境省・(財)地球環境センター
定員：500名
参加費：無料
＜東京会場＞
日時：平成15年8月27日（水）午後1時30分〜5時00分
場所：イイノホール
東京都千代田区内幸町2-1-1 TEL 03-3506-3251（代）
主催：環境省・(財)地球環境センター
定員：500名
参加費：無料
＜プログラム＞
挨 拶： 財）地球環境センター(大阪会場)/環境省 (東京会場)
講演1：「地球温暖化対策に関する最近の国内・国際動向」 環境省地球温暖化対策課
講演2：「動き出したCDM−現状・課題・将来展望」
松尾 直樹 氏 Climate Experts
代表・シニアリサーチフェロー
平成14年度調査団体による調査報告 (8事例)
・ブルガリアにおけるバイオマス利用及び高効率ボイラーの採用による地域暖房システムの実証調査
・廃棄物処分場から発生するメタンガスを利用した発電施設の事業性調査
・廃糖蜜等からのエタノール燃料の製造に関する調査
・マレーシアパームオイル工場のメタン排出削減対策技術と固形廃棄物利用に関する調査
・ベトナムにおける排出権獲得のための民間資金を活用した環境植林CDM事業化調査
・椰子殻発電次長からの炭素クレジット獲得プロセスの実態調査
・南太平洋島嶼国における小規模CDMプロジェクト計画書作成支援調査
・インドネシア共和国東カリマンタン州及び東ジャワ州における植林事業調査
講演3：「フィージビリティ調査結果のまとめと具体化への 課題」
平石 尹彦 氏
（財）地球環境戦略研究機関 理事
＜参加申込方法＞
e-mail (申し込み先：gec-cdm@unep.or.jp) により希望会場、氏名、組織名・所属・役職、住所、電話番号を記載の上、お申し込みください。また、上記の必要事項を記入のうえ、ファックスでお申し込みいただいても結構です。
＜お申し込み・お問い合わせ＞
（財）地球環境センター 「地球温暖化フォーラム」係
〒538-0036 大阪市鶴見区緑地公園2-110
TEL：06-6915-4121 FAX:06-6915-0181
【登録日】2003.07.11