一般財団法人環境イノベーション情報機構
国際シンポジウム「気候変動とエネルギー:石炭火力発電の問題に迫る」
今年、気候変動枠組条約第21回締約国会議(COP21)がフランス・パリで開催され、2020年以降の世界の気候変動対策の枠組みに合意が目指されます。各国には低炭素社会への道筋を描き、大胆に行動することが求められています。
気候変動と関連の深いエネルギー問題について、日本では、福島第一原発事故後、4年間も方針が定まらず混迷が続いてきました。国内の再生可能エネルギーの普及はまだ小さい一方で、温室効果ガスを大量排出する石炭火力発電については、国内・海外で強力に推進されています。
これから日本はどのようなエネルギー社会を構築していくのでしょうか?そして、日本は、海外の気候変動対策やエネルギーのためにどのように貢献するべきなのでしょうか?
国際シンポジウム「気候変動とエネルギー:石炭火力発電の問題に迫る」では、気候変動、エネルギー関連の第一線で活躍している専門家を国内外よりお迎えし、第1部では日本のエネルギー政策について、第2部では日本の海外での石炭火力発電事業に対する支援について取り上げ、今後の日本の展望を探ります。
第1部: 石炭は日本の電力の解決策になるのか?(9:30-13:00)
1.電力市場と石炭:海外での実例
講演者
ジェームス・リートン(カーボン・トラッカー)
クリストフ・ポデウィル (アゴラ・エネルギーヴェンデ)
ニック・マーベイ(E3G)
2.日本の電力をめぐる状況
講演者
大島堅一(立命館大学)
大野輝之(自然エネルギー財団)
平田仁子(気候ネットワーク)
3.パネル・ディスカッション:日本の電力システムの在り方
講演者全員
第2部: 持続可能な社会にとって効率的な石炭火力発電技術は解決策になるのか?(14:00-18:00)
1.石炭と持続可能な開発
講演者
シャノン・コプリッツ(ハーバード大学)
2: 石炭火力発電事業の海外融資について
講演者
ラファエル・センガ(WWF インターナショナル)
アリフ・フィヤント(グリーンピース・インドネシア)
3.ディスカッション:国際的な石炭火力発電資金における日本の役割
講演者全員、田辺 有輝(「環境・持続社会」研究センター(JACSES))
コーディネーター 平田仁子(気候ネットワーク)
※講演者は変更される可能性がありますのでご了承下さい。
【登録日】2015.05.03