一般財団法人環境イノベーション情報機構
【JICA地球ひろば】11/30生物多様性関連セミナ−
【募集期間】| 2012.11.06〜2012.11.30 「『物語』をつむぐエコツーリズム−ガボン、ムカラバ国立公園における、地域住民主体の野生動物保護のとりくみ−」
中部アフリカのコンゴ盆地は、アマゾンに次ぐ世界第2位の熱帯林で、ゴリラをはじめとする希少種が住む生物多様性に富んだ地域です。しかし、2040年までに70パーセントが消失すると警告されており、早急に保全すべき熱帯林の一つになっています。
コンゴ盆地に位置するガボン共和国は、シュバイツアー博士が医療活動を行ったことで知られているところですが、この国の南西部、ムカラバ・ドゥドゥ国立公園において、日本人研究者は、足かけ13年にわたって野生大型類人猿(ゴリラ・チンパンジー)の研究を行ってきました。
その研究成果、および研究を通じて培った地域住民やガボン人研究者との協力関係のもと、2009年からJICAとJST(科学技術振興機構)が共同実施している研究プログラム、SATREPS(地球規模課題対応国際科学技術協力)の重点課題のひとつとして、地域住民の主体的な参加にもとづく、生物多様性保全のための研究・実践プロジェクト(「野生生物と人間の共生を通じた熱帯林の生物多様性保全」)が実施されています。
このプロジェクトは、ゴリラなどの霊長類の貴重な生息地として知られているムカラバ・ドゥドゥ国立公園で、自然資源の価値を科学的に解明し、優先的に保全すべき生物種、生息地、生態系を明らかにしていくことを目的としています。そして、地域住民への環境教育を通して、生物多様性の住民参加型持続的管理方法を普及することにより、貴重な自然環境を守る取り組みも行っています。
本セミナーでは、研究プロジェクトのグループリーダーの一人、竹ノ下 祐二氏を講師に迎え、プロジェクトの概要を紹介していただくとともに、プロジェクトが目指す「『物語』をつむぐ」新しいエコツーリズムのあり方についてお話いただきます。
講師:竹ノ下 祐二氏 (中部学院大学子ども学部准教授)
日時:11月30日(金)18時30分から20時
場所:JICA地球ひろば(市ヶ谷ビル)6階 セミナールーム600
定員:90名(先着順)
住所:東京都新宿区市谷本村町10-5
会場への行き方:
JR中央線・総武線 「市ヶ谷」 徒歩10分
都営地下鉄新宿線「市ヶ谷」A1番出口 徒歩10分
東京メトロ有楽町線・南北線「市ヶ谷」4番/6番出口 徒歩10分
地図:http://www.jica.go.jp/hiroba/about/map.html
主催:JICA地球ひろば
申込:下記まで電話またはEメールにて、お名前、連絡先・ご所属を
お知らせください。ホーム―ページからもお申込みいただけます。
問合・申込先:JICA地球ひろば 地球案内デスク
tel:0120-767278
e-mail:chikyuhiroba@jica.go.jp
【登録日】2012.11.06