一般財団法人環境イノベーション情報機構
【第172回河川文化を語る会】 講演「平成16年の豪雨水害後に講じた対策と平成23年豪雨における成果」
■講演■
「平成16年の豪雨水害後に講じた対策と平成23年豪雨における成果」
◆講師◆
久住時男 氏(新潟県見附市長)
【講演概要】
見附市は、平成16年7月の豪雨により甚大な被害を被ったことから、国・県をはじめとする関係機関の協力を得ながら的確な防災体制の構築に取り組んできました。
【平成16年の豪雨水害後に講じた主な対策】
○気象情報、ダム情報、河川水位情報の収集
○市民への情報伝達
○刈谷田川ダムの治水機能の向上
○河川改修をはじめとする各種整備
○防災ファミリーサポート制度
○市民1万人以上が参加する防災訓練
【平成23年新潟・福島豪雨での対策の成果】
平成23年は短時間集中豪雨で時間最大雨量は平成16年の1.5倍、土砂崩れの発生件数は約2倍に上りました。しかし、床上・床下浸水はともに激減し、被害総額も平成16年の184億円に対し14.3億円と、13分の1となりました。これは、この間に講じてきた対策が功を奏したものと考えています。
中でも遊水地は国や県の検証において、下流域の被害軽減に大きく寄与したと評価されており、他の災害復旧事業での採用が検討されています。
●日 時 平成24年10月25日(木)18:00〜20:00
●場 所 厚生会館(全国土木建築健保) 5F「青竹・紅梅」
(東京都千代田区千代田区平河町1-5-9)
TEL:03-3264-1241
●参加費 二種正会員(個人会員)/学生 : 無 料
一 般 : 500円 (当日申し受けます)
●主催:公益社団法人 日本河川協会
※申込み方法等、詳細はホームページをご覧ください。
【当講演会は、(財)河川環境管理財団の河川整備基金の助成を受けて行っています。】
【登録日】2012.08.14