一般財団法人環境イノベーション情報機構

ヘルプ

サイトマップ

メールマガジン配信中

イベント情報2003年度自由学校講座のご案内「食はどうなっているのか」

2003年度自由学校講座のご案内「食はどうなっているのか」

【カテゴリ】 環境一般 その他(環境一般)

【開催日】2003.05.10 〜2003.05.31

【開催地】東京都


【募集期間】| 2003.03.01〜2003.05.05 2003年度PARC自由学校講座案内
「食はどうなっているのか」
●2003年5月〜2004年1月
●隔週土曜日 13:30〜15:30
●全15回/定員25人
●受講料/38,000円(交通費・食費別途)
食品の不正表示、BSE(「狂牛病」)、中国産野菜の残留農薬……。食をめぐる問題が噴出しています。その根源は、安さを追い求め、国内農業をないがしろにしてきた結果、食と農の距離が大きく離れ、私たちの目に見えなくなってしまいました。目先の安全性や効率性にとらわれないいのちを大切にしてつくる行為とはどのような営みなのか。様々な実践者を訪ね、日本の第一次産業そのものを改革していく取り組みを考えてみましょう。

オリエンテーション:食と農を結ぶ 5/16(金)19:00〜21:00
■大江正章(コモンズ代表)
安全で、おいしい食生活は、受け身では得られません。食と農を結びつけることの意味と、環境を守る日本の農業を発展させていくためにどうすればよいのかを考えていきます。
主著:『農業という仕事』岩波ジュニア新書、2001/『公共を支える民』(共著)コモンズ、2001

有機田んぼで田植え体験 5/24
○茨城県八郷町を訪ねる
■大江正章(コモンズ代表)
20年近く、完全無農薬・有機農業で都市住民たちが作ってきた田んぼ(37アール、平らな田、茨城県八郷町)で田植えを体験します。素人でも、まったく問題ありません。

有機農業運動のめざす食と農 6/14
■久保田裕子(国学院大学経済学部教員、日本有機農業研究会理事)
日本では、農家(生産者)と都市生活者(消費者)が協力して進める「提携」(産直・共同購入方式)が有機農業を発展させてきた。オルタナティブな食べ方、買い方が農業の変革に果たす役割を考える。
主著:『有機食品Q&A』岩波ブックレット、2003/『有機農産物の「表示」をめぐる現状と課題』国民生活センター、1993

有機農業の現場でいきものの活力を感じる 6/28
○茨城県八郷町を訪ねる
■魚住道郎(農業、日本有機農業研究会理事)
農薬、化学肥料、抗生物質を全く必要としない有機農業の現場で、いきものの活力を感じて欲しい。雑草も元気よく育つ。鶏もこの雑草でよい卵を産んでくれるし、よい鶏糞がとれ、作物も元気に育ってくれます。
主著:『肉はこう食べよう、畜産をこう変えよう』(共著)コモンズ、2002

地産地消・旬産旬消のすすめ 7/12
■篠原孝(農林水産省農林水産政策研究所長)
日本の食べ物が歪んでいる。季節感もなく、どこで採れたのか分からないからだ。その時にその場所で採れたものを食べること、すなわち地産地消・旬産旬消が地球に優しい生き方の第一歩である。
主著:『EUの農業交渉力』農文協、2000/『農的循環社会への道』創森社、2000

都市農業の偉大な力 7/26 午後
○東京都練馬区の白石農園を訪ねる
■白石好孝(体験農園「大泉 風のがっこう」主宰)
東京で農業を行なっていくことの意味、また行なっていくためには何が必要か。行政、地域住民を巻き込んで、ともに農業をやっていくことを目指す。体験農園の経営、安全でうまい野菜の直売、畑での授業。東京都練馬区で農業を営む白石さんに都市農業の偉大な力を熱く語っていただきます。
主著:『都会の百姓です。よろしく』コモンズ、2001/『体にやさしい・おいしい野菜のつくり方 農家のコツ教えます』(共著)西東社、2001

マクドナルドは食べ物なのか 9/13
■榊田みどり(フリージャーナリスト)
「食べ物」とは何か。"世界共通の味"を誇るファストフードの象徴、マックのハンバーガーを通じて、アグリビジネスとアグリカルチャーの違いを一緒に考えたいと思います。
主著:『安ければ、それでいいのか!?』(共著)コモンズ、2001/『自然な生き方と出会う』(共著)サンマーク出版、1999

地場産型学校給食と食教育 9/27
■野田克己(全国学校教育を考える会事務局長)
学校給食は教育そのもの。そして食べることは生きること。「食」の今日的な課題と学校給食の可能性を、各地の地場型給食の取り組み事例を素材に、一緒に考えましょう。

日本人にとっての牛乳と酪農 10/11(予定)
■佐藤忠吉(木次乳業相談役)
酪農を核とした有機農業を実践し、顔の見える形での消費者交流と、安全でおいしい食品の提供を行なっている佐藤さんの経験から、日本人にとっての牛乳の意味、酪農のあるべき姿を模索します。

都市で酪農に生きる 10/25
■磯沼正徳(磯沼ミルクファーム)
○東京都八王子市を訪ねる
東京の中にこそ、人のそばにいて役に立とうとする乳牛・家畜・牧場が必要であると考えます。街の中の小さな牧場空間。市民参加型の牧場を目指し、あらゆる牧場の可能性を求め、チャレンジし続けます。

米・小麦にまで進出してきた遺伝子組み換え 11/8
■天笠啓祐(市民バイオテクノロジー情報室代表)
遺伝子組み換え作物は、ついに世界の人びとの主食である稲と小麦の作付けに進もうとしている。なぜ、作付け面積は広がったのか、どこが問題なのか、最新情報を紹介する。
主著:『肉はこう食べよう、畜産をこう変えよう』コモンズ、2002/『知っておきたい遺伝子組み換え食品の知識』日本実業出版社、2000

有機食品の認証・表示を考える 11/22
■久保田裕子(国学院大学経済学部教員・日本有機農業研究会理事)
有機食品には国際規格があり、認証された表示が義務づけられている。日本では2001年から有機JAS認証制度が発足した。この表示認証制度が有機農業に及ぼす影響などを考える。

有機農業大国キューバに学ぶ 12/6
■吉田太郎(東京都庁産業労働局農林水産部)
ソ連崩壊で未曾有の食料危機に直面したキューバが選択したのが、国をあげて有機農業で自給すること。サルサを踊りながら国家存亡の危機へと挑戦していった人びとについて語ります。
主著:『有機農業が国を変えた 小さなキューバの大きな実験』コモンズ、2002/『200万都市が有機野菜で自給できるわけ 都市農業大国キューバ・リポート』築地書館、2002

私たちはどうすればよいのか 1/10
受講生でディスカッション

本物のスローフードを食べる 1/24
○毛利さんのお店を訪ねる
■毛利彰伸(La毛利オーナーシェフ)
最近よく聞くようになったスローフード。でも実際には、どんなものをどんなふうに食べることなのか?言葉だけがひとり歩きしてはいないか?おいしい料理を食べながら、本当に豊かな食について考えてみましょう。

問合せ先:PARC自由学校
     TEL 03-5209-3450 FAX 03-5209-3453
     E-mail parcfs@parc-jp.org

【登録日】2003.04.03

[NPO法人 アジア太平洋資料センター]今後のイベント

【東京都】
イベント
開催日:2024.12.01(日)

登録者情報

【登録日】 2003.04.03

【登録者】アジア太平洋資料センター