一般財団法人環境イノベーション情報機構
「除染ボランティアを考える」〜意見交換会・市民によるガイドラインづくり〜
3月2日(金)に「除染ボランティアを考える」というテーマでオープンな意見交換会を開催いたします。
この会の目的は、除染のボランティアに関して様々な意見がある中で「もしおこなうのであれば」情報開示・入手、安全管理を徹底するべきであるという前提に立ち情報・意見交換をして、「市民が考えるガイドライン」をつくっていく事にあります。
関心のある方はどうぞご参加ください。
【参加申込みフォームURL】
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http://www.epc.or.jp/inquiry/index.php?form_id=12
※会場のスペースの関係から定員80名(先着)とさせていただきます
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■概要■
【開催日時】2012年3月2日 18:00〜20:30
※21:00まで延長される可能性あり。途中退出自由。
【開催場所】地球環境パートナーシッププラザ
東京都渋谷区神宮前5-53-70 国連大学ビル1F
地図:http://www.geoc.jp/access
【参加費】 500円(資料代)
【呼びかけ団体】
福島に寄り添う有志ネットワーク(仮称)※順不同、法人格省略
東日本大震災支援ネットワーク(JCN)
国際協力NGOセンター(JANIC)
CSOネットワーク
日本ボランティアコーディネーター協会(JVCA)
福島の野菜を食べる会
持続可能な社会をつくる元気ネット
環境パートナーシップ会議(EPC)
【協力団体】
地球環境パートナーシッププラザ(GEOC)
安心安全プロジェクト(南相馬市)
いわき市 いわきの子供を守るネットワーク
※他団体、調整中
【プログラム内容】
(第1部)「情報提供」主旨説明と除染の現状を知る
(第2部)「意見交換」様々な意見を共有し合う
(第3部)「ワークショップ・グループディスカッション」ガイドラインに盛り込むべき課題を出し合う
※実際のガイドラインづくりは、3/2会議以降、タスクチームを編成し春に向け
毎週金曜日夜に集まりつくっていく予定
【スピーカー】佐瀬 卓也(徳島大学アイソトープ総合センター)
大内ゆうだい(福島市 市議会議員)
吉田 邦博(安心安全プロジェクト)
【問い合わせ先】03-3406-5180
地球環境パートナーシッププラザ(GEOC)
担当:平田・須藤・高橋
【概要説明】
福島県の自治体および市民グループが、除染のためのボランティアを募集し、全国から多くのボランティアが参加しています。ボランティアからの問い合わせやコーディネートを行う中間支援組織、NPOのネットワーク団体などが、改めて除染ボランティアの現状と課題について勉強会を行ってきましたが、春に向けて、いまだ十分に整備されていないボランティア活動における留意点などをまとめた手引き(ガイドライン)を市民の手でまとめることとなりました。策定に向けて、自身も被災者でありながら、様々な事情により避難できない住民のために除染作業をおこなっている「福島の市民グループ」、「除染の専門家」を交え、このテーマに関心のある多くの方と意見交換を行う機会を設けたいと思います。この会議はオープンな意見交換の場であり、健康リスクを懸念している方々を含め、福島県の自治体や中間支援団体、市民の方々、ボランティアを送る予定の団体など、多くの参加者を期待しています。
【経緯・目的】
前年10月より種々のML上等で「除染に関するボランティア」についての問題提起がなされてきました。これを受け、今回の意見交換会の呼びかけ団体が、ボランティア受け入れや活動の現状について、環境省有志も交えながら勉強会を行ってきました。
現場に何度か足を運び、住民や自治体などにヒアリングを重ねてきたJCN、JANICの報告を共有することにより、参加団体は、それぞれ異なる組織・立場ではあるものの「福島に住み続けると決めた人がいる」、「除染を望んでいる住民がいる」、「除染ボランティアが公募され、参加したいという人がいる」という認識から、難しい問題だから何もしないという選択肢はなく、「福島に寄り添う」という観点から具体的に何らかの対応をすることが合意されました。
ボランティアは、リスクをとる自由も持っていますが、その判断材料が現時点では十分でないという認識から、「市民発のガイドライン」を作成することとなりました。3月2日の意見交換会は、除染やボランティアについての様々な意見を持つ人が、多様な意見を出し合い、意見交換会を経て、ガイドラインづくりのタスクチームをつくることが目的です。
※ガイドライン作成時期の目安は、ボランティアによる除染作業が本格的に開始される春に向けて(冬の間は雪などの影響で中止しているところが多い)
【登録日】2012.02.18