一般財団法人環境イノベーション情報機構
環境問題講演会「自然にリベンジされる文明」−100年前の啄木の警告−
【募集期間】| 2011.10.11〜2011.11.10 <講演者>ジャーナリスト 岸井 成格 氏
<講演概要>
昨年の夏、わが国では気象観測史上初の猛暑を記録し、熱帯夜が各地を襲いました。今夏は、原発事故に伴い事業者および一般家庭にも節電対策が求められていたところ、35℃以上の猛暑日が観測史上3番目の早さで到来しました。30℃以上の真夏日は6月中で延べ4127地点、昨年の2859地点を大幅に上まわり、熱中症患者も約3倍に達しています。私たちは、エアコン使用を抑制しながらも酷暑を和らげる工夫を生活に取り入れ、この夏を過ごしてまいりました。
さて、地球上では今、過去にない大型の台風や集中豪雨、熱波などが発生し、人間を含む「自然」に深い爪痕を残すようになりました。地球規模の自然災害を防ぐには、「生物多様性の維持」を基本理念に、利益優先ではなく生物のいのちを守ることを優先にした「相利共生社会」を築き上げていくことが大変重要です。
では、「相利共生社会」とは一体どのようなことを指すのでしょうか。そして、具体的な取組みにはどのようなものがあるのでしょうか。
本講演会は、「山と心に木を植える」事業を通じ、生態系豊かな森を育むとともに、人間の生命を大切にする人々の絆を育む活動を実践されている、岸井成格氏をお招きして開講します。日本の歴史・文化・伝統を受け継ぎながらも大きな転換期にある現在、私たちが要請されている思想と活動について、ジャーナリストならではの切り口で解説をいただきます。
総務部、環境対策関連部署の皆様を始めとして、多数の方々のご参加を期待いたします。
<講演項目>
1.3.11大震災が教えてくれたもの
2.楢枯れが示す森林の荒廃
3.啄木からの警告
*参加費無料
【登録日】2011.10.11