一般財団法人環境イノベーション情報機構
平成23年度 海外林業人材育成研修
【募集期間】| 2011.09.28〜2011.10.28 国際緑化推進センター(JIFPRO)では,開発途上地域における森林造成・保全活動等の積極的な展開により国際林業協力活動を一層推進するため,活動の中心となる方々の技術の向上を目指し,国内外において研修を実施してきました。
近年の国際開発協力分野では,多様なバックグラウンドを持つ開発関係者が林業分野にも注目するようになり,有望な人材の発掘と育成が望まれています。
そこで今年度も,我が国のNGO・NPOの活動家などを対象として「海外林業人材育成研修」を計画いたしました。
今年度もインドネシアにおいて開催します。興味のある方は是非ご連絡ください。
【研修目的】
開発途上地域における森林造成・保全に関する基本的な知識・技術を習得し,活動の現場を訪問するとともに,参加者相互による情報・意見交換を行うことにより,国際林業協力分野の実際と課題を学習する。
【研修概要】
インドネシアはかつて森林資源の豊かな国でしたが,過度の伐採,さらには農業開発による農地への転換等により,現在では劣化した林地が各所に広がりつつあります。バリ島の東隣に位置する西ヌサテンガラ州ロンボク島にもそのような荒廃地が大きく広がっており,JIFPROは,1996年から当地で荒廃地の再緑化活動の協力を行ってきました。1996年の造成地は既に立派な森林として成立しており,生態系を構成する動物相,植物相はより多様性の高い形へ変化してきています。
研修では,同州森林局及び国立マタラム大学,インドネシア科学技術院の協力を受け,当地で展開されている再緑化事業等について講義や視察を通して学びます。森林造成活動が生物多様性の保全・復旧に果たす役割や多様性を効率的に増進させるための緑化手法,当地での‘住民参加型森林保全・造成活動’のあり方等をコミュニティフォレスト造成地や現地事業参加者との話し合いを通して学びとり,支援者の立場からどのようなアプローチで森林造成活動に携わっていくべきか等について,現地の関係者と意見交換を行い考察します。
【参加資格】
国際林業協力事業参加者(現在,国際林業協力分野や開発協力分野の事業に携わっている実務者,或いは将来においてそれらの活動に携わることを希望する者)
なお,参加者は熱帯地域での実習に耐えられる健康と,基礎的な英語力を必要とします(海外実習・講義は英語で行われます)。また,国内の事前研修(2日間)にも参加できることを前提とします。
【募集人員】
12名程度
【参加費】
5万円(JIFPRO賛助会員は4万円)
申込要領・詳細についてはHP(http://www.jifpro.or.jp/)を御覧下さい。
(財)国際緑化推進センター(担当:柴崎,飯田)
〒112-0004文京区後楽1-7-12林友ビル3F
Tel: 03-5689-3450 / Fax: 03-5689-3360
email: kazuki@jifpro.or.jp, cc: toshimasa@jifpro.or.jp
【登録日】2011.09.27