一般財団法人環境イノベーション情報機構
うなぎサミット
「僕たち、うなぎが絶滅してしまうかもしれないことをご存知ですか?実は、霞ヶ浦・北浦はかつて日本最大のウナギ産地でした。僕たちうなぎの復活が、湖の水質浄化や地域活性化につながるかもしれません。」
うなぎの復活をとおして霞ヶ浦・北浦の再生についてみんなで考えてみませんか。
土浦市民会館 大ホール
7月10日(日) 13:00〜
●なぜ「うなぎ」なの?
土用の丑の日が近づくと魚屋さんやスーパーではうなぎののぼりが立ち並び、多くの食卓でウナギが並び、家族団欒、にぎわいが生まれてきました。土用の丑の日にウナギを食べる習慣は江戸時代にでき、現在も続いています。今でも年間13万トン近くのウナギが消費されています。またTVや新聞でウナギがニュースになるなど、ウナギへの私たちの関心がとても高いことがわかります。そしてほとんど知られていませんが、ここ霞ヶ浦北浦は昔、日本最大の天然ウナギの産地だったのです!
●うなぎの復活にかける思い
東日本大震災は、茨城県内にも大きな被害を及ぼしました。それは、霞ヶ浦・北浦流域も同様です。しかし、いま被災地各地では復興に向けた動きが少しずつ見え始めています。この度の震災からの復興と霞ヶ浦・北浦の再生の願いを込めて、標記の催しを実施いたします。
私たちは、地域再生を地域経済の活性化と一体化した形で進めていく取り組みのシンボルとして、天然ウナギの復活を選びました。うなぎは地域を元気にするシンボルです!
前述のように霞ヶ浦・北浦は、かつて国内最大の天然うなぎの産地でした。しかし、今日、湖で獲れるうなぎは激減しています。それは、霞ヶ浦・北浦だけではありません。世界中でウナギが減り続けています。ヨーロッパなど絶滅の危機にある地域もあります。
このように、世界的に希少価値となりつつある天然ウナギの復活を実現することができれば、それが地域経済、観光、環境などに及ぼす効果は計り知れません。天然ウナギの復活には、ウナギの生息に必要な環境(海・川・湖・谷津田・里山のつながり)が不可欠です。つまり、天然うなぎの復活には、湖と流域の様々な人々が結びつき協力しあうことが必要なのです。誰もが知っているうなぎ復活の夢は、湖と流域の人々をひとつにします!
湖の再生にも震災からの復興にも、地域の人々が結びつきひとつになることが大切です。そして、みんなが元気になる目標が必要です。私たちは、うなぎ復活をとおして地域ブランドを創出し、人々が霞ヶ浦・北浦に誇りを持って元気に生きる姿を思い描きながら、この催しを企画しました。
●多くの方のご参加をお待ちしております
当日はうなぎの専門家による最新情報の講演、うなぎを復活させるための方法の提案、そして霞ヶ浦の漁師さんも交えたパネルディスカッションを行い、さらには会場の皆様とも意見交換したいと思います!
●うなぎサミットスケジュール
12:30〜 開場
13:00〜 開会挨拶
13:30〜 基調講演・話題提供
謎の多いうなぎの生態や霞ヶ浦とのつながりなど、専門家による興味深い話題提供が行われます。
15:00〜 うなぎを復活させるための提案
霞ヶ浦・北浦でうなぎを復活させるための方法を提案します。
15:30〜 パネルディスカッション
地元の漁師さんをはじめ霞ヶ浦の再生を願う開場のみなさんとも意見交換をします。
17:00 閉会
参加費として1000円を頂戴いたします。皆様から頂いた参加費は、うなぎ復活のための活動に活用させていただきます。(小中学生無料)
主催:うなぎサミット実行委員会
実行委員長 助川弘之(土浦市前市長)
事務局 霞ヶ浦の再生を考える会 (TEL:090-3094-7326 坂本)
NPO法人アサザ基金 (TEL:029-871-7166 安保)
後援:土浦市 土浦市教育委員会
【登録日】2011.07.01