一般財団法人環境イノベーション情報機構
5/22:エネルギーシフト、そしてローカルへ中村隆市×藤村靖之@国分寺
ぼくたちが今そのただ中にいる危機とは、単に技術的な問題ではなく、単に経済の問題でもなく、単に安全性の問題でもありません。
それは、文明全体について、根底からの問い直しをぼくたちに迫っているのです。そして、その文明の一員としてのぼくたち自身の価値観を、世界観を、そしていかに生きるべきかを、問いただしているのです。
刻々、どう考え、どう行動するのか、まさにひとりひとりが問われているのだと思います。この試練をどう生きるか?
危機をくぐり抜けるプロセスそのものが、エコロジカルでホリスティックな価値観や世界観からなる新しい文化を創ってゆくプロセスなのであり、それを生き延びるひとりひとりがその新しい文化の担い手へと育ってゆくプロセスなのだ、というのがひとつの答えだと思います。
ナマクラと縁の深い藤村靖之さんの思想と行動も今、ひとつの支えになると思います。 彼が提案した「GP」(すべての消費エネルギーを原発に換算してみるという教育的方法)という単位を、これからもっと広めていく必要があります。
http://www.hidenka.net/energy/gp.htm
たとえば、つなぎっぱなしの電子ポットと温水便座とで4GP、つまり、日本を崖っぷちにまで追い
込んでいるあの福島の1〜4号機はそれだけのためだったんだ!逆にいえば、それだけのことを引き算するだけで、原発を着々とやめていけるということです。ぼくたちが水筒をもって歩くのも、原発1基いらなくするという意思表示。問題提起であると同時に、解決策の実行です。
辻信一(文化人類学者、ナマケモノ倶楽部世話人)
** 集おう!ポスト311を担う、カルチャー・クリエイティブ(文化創造者)たち。 **
** 語ろう!エネルギーに依存しすぎない社会、いのちを大切にする社会を創るために。 **
** つながろう!「これで十分」なライフスタイルの知恵を学びあうために。 **
日時:2011年5月22日(日)
会場:カフェスロー(JR国分寺駅・南口より徒歩5分)
お申込み:http://www.cafeslow.com/apply.html
時間:17:00開場、17:30〜21:00
ゲスト:藤村靖之(非電化工房代表)
中村隆市(ウインドファーム代表、スロービジネススクール校長)
進行:辻信一 (文化人類学者、ナマケモノ倶楽部世話人)
唄:松谷冬太(スローソウルシンガー)
参加費:予約1500円/当日1800円(共に1ドリンク付、500ナマケ使用可)
※一部から続けて参加の方は1000円(1ドリンク付、500ナマケとの併用はできません)
主催:ナマケモノ倶楽部
共催:(有)カフェスロー、(有)スロー、スローウォーターカフェ(有)、
(有)ゆっくり堂、(株)ウインドファーム
http://gnh.sblo.jp/
■同時開催:スローギャラリー「スローカフェ、スローデザイン展」(入場無料)
http://event.cafeslow.com/?eid=1080223
主催:大岩剛一+スローデザイン研究会
【登録日】2011.05.17