一般財団法人環境イノベーション情報機構
最近の原子力をめぐる動向と市民エネルギーシナリオ
テーマ: 最近の原子力をめぐる動向と市民エネルギーシナリオ
講 師: 原子力資料情報室共同代表 伴 英幸 氏
相次ぐ不正なトラブル隠し・データ偽造の発覚で、原子力発電所が点検のため次々と止まっています。東京電力では17基のうちすでに10基以上が止まっています。このままでは首都圏では大停電が起こるのでは、という素朴な不安がある一方、こんなに止まっていても需要をカバーできるのだという素朴な驚きもあります。
プルサーマル問題、六ヶ所核燃料施設のトラブル、各地の原子力発電所の老朽化、高レベル放射性廃棄物の地層処分など、問題の多い原子力エネルギー。核燃料サイクルを夢の循環型エネルギーと能天気に評価するわけにはいかないようです。かといって、脱原発でエネルギー需要は満たせるのか、地球温暖化対策は大丈夫なのかという議論があり、政府は原子力発電所増設の姿勢を変えていません。
原子力資料情報室は、原子力発電がなくなっても必ずしも電力は不足せず、しかも温暖化にも影響しないという市民エネルギーシナリオを発表しました。今回は、同情報室共同代表の伴氏にトラブル隠しや高レベル放射性廃棄物地層処分など最近の原子力をめぐる動向と、市民エネルギーシナリオの概要についてお話いただきます。
原子力資料情報室
1975年設立。政府や原子力産業から独立した立場での原子力に関する調査や評価・研究と迅速な情報発信を行っている。1999年特定非営利活動法人化。
開催日:2003年2月26日(水)
開催時間:午後6:30〜8:30
会場:ノルドスペース セミナールーム
住所:東京都中央区京橋1-9-10
フォレストタワー8F
電話:03-5524-7334
参加費:循環研会員 1000円
非会員 2000円
定員:30名
☆お申し込み/お問い合せ先☆
特定非営利活動法人循環型社会研究会 事務局
電話:03-5524-7334
e-mail: junkan@nord-ise.com
ホームページ: http://www.nord-ise.com/junkan
【登録日】2002.12.04