一般財団法人環境イノベーション情報機構
APEXセミナー「動的ネットワークで地域社会を開く‐霞ヶ浦アサザプロジェクト−」
第167回 APEXセミナー 2010年5月16日(日)
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「動的ネットワークで地域社会を開く‐霞ヶ浦アサザプ ロジェクト−」
講師 飯島 博氏(NPO法人アサザ基金 代表理事)
関連URL:
http://www.apex-ngo.org/kokunai/semitokyo.html
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経済発展に伴う大量生産・大量消費システムの拡大や都市への人口流入等が進むにつれ、自然破壊や環境汚染がもたらされることも多く、地域の人のつながりも希薄になりがちです。行政的対応が効果を上げない中で、地元の資源を見直し、そこでの人や自然との結びつきを深めながら、自立した地域社会を築こうという市民の側からの動きも出始めています。
日本で二番目に大きな湖である霞ヶ浦周辺では、これまで、人口増加や湖岸開発などにより水質汚濁や環境破壊が進み、流域にさまざまな影響を与えてきました。NPO法人アサザ基金では、霞ヶ浦の再生を目標とし、周辺の学校や企業、行政までをも巻き込んで、環境保全と経済振興が両立する「市民型公共事業」を展開しています。
私たちの生活の基盤ともいえる地域社会の環境を保全し、持続的な発展を目指すには、地域の自然や人々とどのような関係を構築していけばいいのでしょうか。アサザ基金代表理事の飯島氏にお話をうかがいます。
(講師プロフィール)
飯島 博氏
特定非営利活動法人アサザ基金代表理事、霞ヶ浦北浦をよくする市民連絡会議事務局長など。長野県出身。1995年から、湖と森と人を結ぶ霞ヶ浦再生事業「アサザプロジェクト」を推進している。湖岸植生帯の復元事業や外来魚駆除事業、流域の谷津田の保全等の活動を地域住民、学校、企業や行政と共同で取り組み、参加者は現在までに20万人を越えている。NPOは社会のホルモンであると位置づけるなど独創的な思考に基づく取り組みは、大学や経済界でも研究テーマに取り上げられ、この分野では、先駆的な役割を果たしている。著書として、『よみがえれアサザ咲く水辺―霞ヶ浦からの挑戦』(共著 文一総合出版 1999年)、『自然再生事業―生物多様性の回復をめざして』(共著 築地書館 2003年)、『水をめぐる人と自然』(有斐閣選書2003年)、『地球環境読本U』(丸善 2004年)など多数。
【日 時】 2010年5月16日(日)14:30-17:00
(14:15受付開始)
【場 所】 JICA地球ひろば セミナールーム202
東京都渋谷区広尾4-2-24
TEL:03-3400-7278/FAX:03-3400-7264
http://www.jica.go.jp/hiroba/about/map.html
(東京メトロ日比谷線広尾駅下車(A3出口)徒歩1分)
【参加費】 800円(APEX会員300円) (定員40名)
【主 催】 特定非営利活動法人APEX
【お申し込み】 ウェブサイトから参加登録されるか、メール、電話またはFAXで、第167回セミナー参加希望と明記の上、お名前とご連絡先(メールアドレスまたは電話)をお知らせ下さい。
【お申し込み/お問い合せ先】
ウェブサイト
http://www.apex-ngo.org/kokunai/semitokyo.html
特定非営利活動法人APEX (担当:三木)
TEL:03-3875-9286 FAX:03-3875-9306
〒110-0003 東京都台東区根岸1-5-12井上ビル
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【登録日】2010.04.16