一般財団法人環境イノベーション情報機構
『Q&A形式で学ぶ永久磁石・モータ技術の基礎と評価法、高効率化』
【募集期間】| 2010.03.01~2010.04.07

★フレミングの左手の法則や運動方程式に始まる基礎技術から
モータの回路表現を経て、ベクトル制御やセンサレス技術までQ&Aで学ぶ!
【講 師】
第 1部 日立金属(株) NEOMAXカンパニー 磁性材料研究所 マグネット設計室 棗田 充俊 氏
第2部 (株)日立製作所 電機システム事業部パワーデバイス本部開発部担当部長 遠藤常博 氏
対 象 永久磁石とそれを用いたモータに関連するすべての方
【会 場】
産業振興会館 第3研修室A室 【神奈川・川崎】
【日 時】
平成 22年4月8日(木) 10:30~16:00
【定 員】30名
【聴講料】
1名につき43,050円(税込、テキスト費用・お茶代含む)
初めてお申込みいただいたお客様は1名につき39,550円(税込、テキスト費用・お茶代含む) ⇒要(無料会員登録)
昼食は一人につき別途1,050円徴収
※同一法人より2名でのお申し込みの場合、69,300円。
第1部 永久磁石の最新動向と磁気モデリング技術~永久磁石の着磁、減磁の評価~
【10:30-12:00】
【キーワード】
1.着磁
2.減磁
3.Dy拡散磁石
4.高性能フェライト磁石(12材)
【講演趣旨】
永久磁石はモータ等の磁気回路特性に大きく影響を与える磁性材料の1つであるといえる。永久磁石式モータを設計する際には,永久磁石特有の現象である着磁および不可逆減磁に十分注意し設計を行わなければ,最適な磁石材質および形状を選択することは困難である。そこで本講演では,永久磁石材料の最新動向と永久磁石特有の課題である着磁および不可逆減磁に関する磁気モデリング技術について述べ,最新磁石材料とこれらの技術を用いてモータを設計した事例を紹介する。
【プログラム】
1.永久磁石材料の最新動向
1-1.Nd-Fe-B焼結磁石
1-2.フェライト磁石
2.永久磁石の磁気モデリング技術
2-1.永久磁石の着磁
2-1-a.永久磁石の着磁方法
2-1-b.不完全着磁領域を考慮した着磁解析手法
2-2.永久磁石の減磁
2-2-a.減磁の種類と評価方法
2-2-b.不可逆減磁後の磁気回路特性解析手法
3.高性能永久磁石材料を用いたモータの設計事例
3-1.Dy拡散磁石を使用した高減磁耐熱化
3-2.高性能フェライト(12材)を使用したモータの小型化
【質疑応答・名刺交換】
第2部 Q&A形式で学ぶ“永久磁石同期モータ正弦波ドライブの基礎とセンサレス技術”
【13:00-16:00】
【講演趣旨】
近年機器の省エネルギー化が推進されるなかで、電力消費量の約半分を占めるとも言われるモータの高効率化は特に強く求められてきました。そのような状況のもと、永久磁石同期モータが小形・高効率モータとして注目され、今や家電から車載まで幅広く用途が拡大しています。そこで本セミナーではモータ技術のエキスパートを講師に招き、フレミングの左手の法則や運動方程式に始まる基礎技術から、モータの回路表現を経て、ベクトル制御やセンサレス技術までを分かりやすく解説していただきます。
1.制御屋から見た永久磁石同期モータとはどんなモータか?
-モータの回路表現に向けて-
Q1.トルク発生原理とは?
Q2.永久磁石同期モータのトルクとは?
Q3.トルクを出し続けるには?
Q4.インダクタンスって何? 誘起電圧って何?
Q5.モータのスピードを変える方法は?
Q6.負荷にはどんな種類があるの?
Q7.なぜ振動は発生するの?
2.永久磁石同期モータドライブとは?
2-1.永久磁石同期モータの基本特性
Q1.モータの電気回路表現はどのような仕組みになってるのか?
Q2.モータトルクの電気表現は?
Q3.2つのトルク特性とは?
2-2.電圧モデル
Q1.電圧電流位相関係とは?
Q2.回転座標系でのベクトル表現のしかたは?
Q3.回転座標系モデルのイメージとは?
Q4.突極型モータの電圧モデルとは?
2-3.座標変換
Q1.目的と概念とは?
Q2.3相固定座標系から回転座標系への変換式は?
Q3.回転座標系から3相固定座標系への変換式は?
2-4.180度通電位置センサレス法
Q1.何を利用するのか?
Q2.誘起電圧利用の位置検出概念とは?
2-5.ベクトル制御
Q1.ベクトル制御とは?その狙いは?
Q2.一般的なフルベクトル制御
Q3.何が難しいか?-干渉項-
Q4.励磁電流の供給はどのように行うのか?その制御とは?
(電流を最小して高効率運転するには?,電圧が最大でも速度上げるには?)
【質疑応答・名刺交換】
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【登録日】2010.03.01