一般財団法人環境イノベーション情報機構
≪みんなで地球温暖化政策を考えるフォーラム(第2回)≫
みんなで地球温暖化政策を考えるフォーラム(第2回)
主催:NPO法人 日本気候政策センター(JCPC)
NPO法人日本気候政策センター(JCPC)は、CO2削減の中期目標に関する日本政府の選択肢案について、市民各層が参加して意見を出し合って議論をするために、4月28日に第1回のフォーラムを開催しました。大勢の方々にご参加いただき、活発にご議論をいただきました。
第2回(5月23日)は、第1回の討論で出された質疑等を参考にして論点整理をしてみましたので、これに基づいて、より実質的な内容のある議論ができればと考えています。
論点としては、下記の3点等が、想定できます
@政府の中期目標委員会で検討された4つのモデルの特徴――それぞれどのようなファクターをどのように組み入れているのか。モデルで、何を前提にして、どこまでの予測をしているのか。
A論点@の費用負担――追加費用には、技術普及による単価の低下、エネルギー・コスト削減の将来分、需要創出や雇用創出によるマイナス・コスト(利益)は、どのようにして算入されるのか。2020年までに負担する費用はどのように算定されているのか。
論点@の経済的手法――排出量取引や炭素税などの経済的政策手法の効果はこれらのモデルに組み込まれているのか。排出量取引を導入した場合とそうでない場合との違いは計算に入っているのか。
B公平性――主要国間の限界削減費用均等という基準がわが国にとって公平であるとされているが、国際交渉の場で、主要排出国の参加を求めようとする場合に、限界削減費用均等という論理だけを基準にしてわが国の中期目標を主張できるのか。
現時点での限界削減費用が高い場合に、いつどのような削減投資をすることによって2050年までにわが国は(福田ビジョンで約束した)60〜80%削減はできるのか。
論点@ABのそれぞれについて、内閣官房などからパネリストを出していただいて(現在依頼中)、
論点整理をしていただきます。
第2回では、上記の論点を中心として、より多くの方々から意見を出していただきたいと思い、意見の公募をいたします。団体・個人いずれも、2,000字以内にまとめて、事前にメールまたはFAXにより、JCPCまでお寄せください。ご提出いただいた方には意見を発表していただきます。
参加ご希望の方は、上記の要領にてお申込みください。
みなさまのご参加を心から期待しております。
―――――――――――――――――――――――――――――――――――
日 時: 2009年5月23日(土) 14:00〜17:00
開催場所:航空会館 (内幸町駅徒歩1分、港区新橋1丁目18番1号)
入場無料
主 催: NPO法人日本気候政策センター(JCPC)
理事 森嶌昭夫、福川伸次、茅陽一、内藤正久、佐藤太英、鈴木基之
プログラム:14:00〜14:10 趣旨説明
14:10〜15:10 論点整理 (講師 3名(依頼中))
15:10〜15:30 休憩
15:30〜16:50 討論
16:50〜17:00 まとめ
―――――――――――――――――――――――――――――――――――
参加登録: 電子メール(staff@jcpc.or.jp)、またはFAX(03−3593−9500)により、氏名、職業、連絡先をご記入の上、お申込みください。
【登録日】2009.04.08