一般財団法人環境イノベーション情報機構
みんなで地球温暖化政策を考えるフォーラム
【募集期間】| 2009.04.01〜2009.04.28 みんなで地球温暖化政策を考えるフォーラム
日時:2009年4月28日(火) 14:00 〜 17:00
開催場所:新霞ヶ関ビル・灘尾ホール
(千代田区霞ヶ関3-3-2 新霞ヶ関ビルLB階)
主催:NPO法人 日本気候政策センター(JCPC)
理事 森嶌昭夫、茅 陽一、福川伸次
首相の諮問機関として設けられた地球温暖化問題に関する懇談会の中期目標検討委員会は、3月27日第6回審議を終了し、温室効果ガス(GHG)排出量の中期目標の6つの選択肢について分析結果を出しました。政府は、検討委員会での審議を参考にしたうえで、6月までに京都議定書第一約束期間後(2013年以降)のわが国のGHG削減目標値を決定する、としています。
気候変動政府間パネル(IPCC)第4次報告が警告しているように、世界のGHG排出量の急激な増大による地球温暖化は容易ならぬ段階にあります。他方で、地球温暖化防止のためにGHGを削減する政策は、エネルギー需給や経済活動にも影響を及ぼし、私たちだけでなく次の世代の生活にも大きな影響を及ぼします。
中期目標検討委員会で検討されている選択肢には、目標達成のために大きな費用がかかるとされているものがあります。どのような削減目標を選択するのか、目標を達成するためにどのような政策をとるのが効果的か、費用は誰がどのように負担するのか、検討委員会で検討されている課題は、すべてのステイクホルダーに関わる問題です。検討委員会の審議の結果は報道され、事務局を務める内閣官房は審議の結果については、パブリックヒアリングを行うといっています。しかし、審議内容についての情報はまだ十分でありません。問題の重要性にもかかわらず、市民の関心もそれほど高くありません。
そこで、私どもでは、検討委員会での情報をみんなで共有したうえで、市民、働く者、経済界、官界、学界それぞれの立場から意見を出し合い、わが国の中長期GHG削減政策が日本と世界の将来のために最善なものとなることを目指して議論をするフォーラムを開催することにしました。フォーラムでは、検討会委員や検討会事務局、そして検討会に資料を提供した方々から、みんなが正確な情報を共有するために説明を受けます。次に、各ステイクホルダーからそれぞれ1・2名意見を出してもらって口火を切っていただいた後、お互いの間で応答をしてもらいます(シンポジウム形式)。フロアからも意見を出していただいて、ステイクホルダー・ダイアログを試みます。
フォーラムは、できれば6月までに数回開催し、必要があれば、その後も開催していきたいと考えています。フォーラムでは、ひとつの結論を出すということを目指すのではなく、異なる立場の意見を聞いて理解していく、というような議論を重ねたいと思いますが、フォーラムでの議論の結果は、私どもの責任で取りまとめて、首相官邸、関係省庁、各政党などの政策決定者に提出する予定です。みんなが意見を出し合う、このような集まりは初めての試みですが、ぜひ成功させたいものです。フォーラム運営の仕方も開かれたものにしたいと思っていますので、どなたでもぜひ自由にご意見をJCPC(staff@jcpc.or.jp)までお寄せください。
ご参加希望、ご質問等はこちらから返信可能なイーメールアドレスとお名前、ご所属(あれば)、その他を添えて、JCPC(staff@jcpc.or.jp)までご連絡をお願いします。
【登録日】2009.04.01