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イベント情報国連大学高等研究所セミナー:低炭素都市の土地利用と交通機関計画の分析

国連大学高等研究所セミナー:低炭素都市の土地利用と交通機関計画の分析

【カテゴリ】 大気環境 交通問題

【開催日】2009.04.10

【開催地】神奈川県


Japanese Low Carbon Cities - a Role Model in the Asia-Pacific Region?
低炭素都市の土地利用と交通機関計画の分析

2009年4月10日(金)、2:30〜3:30、UNU-IAS(横浜)


プログラム

2:30〜2:35 開会挨拶:スニータ スブラマニアン(UNU-IASリサーチアソシエイト)
2:35〜3:05 向野 能里子UNU-IAS博士研究員によるプレゼンテーション
3:05〜3:30 質疑応答及び討議


概要

2007年、日本は、低炭素社会をめざすことを発表しました。この実現に向けて、化石燃料に依存した工業社会から低炭素社会への移行、「もったいない」の精神を活かした新しい低炭素都市ビジネスを生み出すこと、今後10-20年までに排出量レベルをピークにして2050年までにCO2排出量を60-80 %削減する長期目標を設定すること、低炭素都市の具体的行動の促進を目的に掲げています。行動の柱には、1. 革新技術の開発と既存先進技術の普及、2. 国内排出権取引システムと炭素税の導入、3. 地方公共団体による政策措置、そして4. 国民主役の低炭素化が含まれます。

本プレゼンテーションでは、都市の形態と交通機関の面から、日本の都市が未来の低炭素社会のロールモデルになれることに注目しています。最初に、環境省の一般的な低炭素都市コンセプトを紹介し、この戦略における土地利用計画と移動について説明します。第2に、土地利用計画とガス排出量に関する資料の概要を提供します。第3に、都市計画とモーダルスプリットに関し、日本と西洋諸国間の移動部門から生じる一人当たりの排出量を比較します。第4に、コンパクトなまちづくり、スマートな成長、効率的な移動システムなど、グローバルな政策を紹介移動します。第5に、日本の低炭素都市に関する結論を述べます。本プレゼンテーションは低炭素社会に関して学び、専門的な観点からこの問題について検討することができる機会を参加者に提供します。

講演者のプロフィール

向野 能里子: 日本/世界銀行奨学金フェロー、ロータリー国際親善奨学生、ハワイ大学マノア校の博士候補生。モントリオール(カナダ)のマクギル大学から都市計画の修士号、東京工業大学から工学学士(建築)を取得しています。地球環境戦略研究機関(IGES)で数年間勤務し、アジア太平洋地域の環境政策策定に関するさまざまな研究プロジェクトを実施しました。主な実績としては、アジアにおける温室効果ガス(GHG)緩和と移動部門による局地的大気質管理のための政策提言、アジアの都市環境管理のための能力育成、アジア太平洋都市のネットワークの支援、国連アジア太平洋経済社会委員会(UNESCAP)と環境省の「クリーンな環境のための北九州イニシアティブ」の能力の支援があります。UNU-IASにおける研究は、「Mitigating GHG Emissions from Urban Areas through Land Use Planning in the Asia-Pacific Region」と題された論文のテーマに沿っています。アジア太平洋のメガシティーのためのモデル都市を提案し、モデル都市における土地固有の土地利用計画と都市設計が未来の都市システムのために役立つことを証明します。


会場: 横浜市西区みなとみらいパシフィコ横浜、横浜国際協力センタ−6F、国連大学高等研究所 (UNU-IAS)

参加登録: 参加登録は無料で、一般公開されます。参加ご希望の方は、下記までご連絡下さい。
UNU-IAS受付 Tel: 045-221-2300 Email: reception@ias.unu.edu
詳細及びオンライン登録についてはwww.ias.unu.edu/eventsを参照してください。

【登録日】2009.03.26

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