一般財団法人環境イノベーション情報機構
「水枯れの大河・信濃川にサケの道を拓く」シンポジウム
【募集期間】| 2008.11.01〜2008.11.29 「水枯れの大河・信濃川にサケの道を拓く」シンポジウム
平安時代から信濃川・千曲川は全国屈指のサケの産地として知られ、河口から約300km上流の松本や上田、上高地までサケが遡上した記録が残っています。
しかし、昭和10年代に始まった電源開発事業によって、ダムや発電所が作られると、洪水時以外は一滴の水も流れない無水区間(笹平ダム等7.4km)や、極端に水が少なくなった減水区間(西大滝ダム下流からJR小千谷発電所間63.5km)が出現し、サケの遡上・降下経路が断たれ、千曲川と新潟県中魚沼地方の鮭漁は昭和15年(1940年)を以って終焉しました。
また、川の循環機能が低下したため、多くの水生生物がすみ場を失い、川の生態系は極度に劣化した現状にあります。
近い将来信濃川の水量の改善が目論まれており、それに呼応する形で、長野で放流されたサケの稚魚が安全に日本海まで下降し、成魚が新潟から長野まで遡上できる環境を整え、このことを通じて、70年間遮断されてきた信濃川の生物循環経路を復活させ、本来の川の姿を取り戻そうとするものです。そして、信濃川・千曲川流域で活動する環境保護団体や市民団体、漁業共同組合などが連携・協働し、各種調査とシンポジウム及びサケ稚魚の市民環境放流を行う活動をもっと多くの一般市民の方々に知っていただきたく開くシンポジウムです。
○日 時:11月29日(土)13:00〜17:00
○会 場:ホテルディアモント新潟 地階ホール
○主 催:NPO新潟水辺の会
○共 催:NPO長野県水辺環境保全研究会・信濃川をよみがえらせる会・
NPO野外教育学修センター魚沼伝習館・信濃川ファンクラブ
○後 援:新潟市・新潟テレビ21・その他マスコミ関係
※参加費:無料(要事前お申込)
■プログラム
13:00〜13:30 ●ビデオ上映 信濃川・千曲川の源流を訪ねて
(大熊会長登場UX21制作番組)
13:35〜14:20 ●基調講演 演題:「鮭の一生」
講師:清水 勝 氏
(独立行政法人 水産総合研究センター 日本海区水産研究所課長)
14:20〜14:35 休憩: ビデオ上映 ・ 歌など
14:35〜17:00 ●パネルディスカッション
「水枯れの大河・信濃川にサケの道を拓く」
【パネリスト】井上 信夫 氏(環境省希少野生動植物保存推進員)
長田 健 氏(NPO長野県水辺環境保全研究会 事務局長)
長谷川克一 氏(中魚沼漁協組合長・信濃川をよみがえらせる会)
石月 升 氏(NPO新潟水辺の会 副会長)
星島 卓美 氏(NPO新潟水辺の会 世話人)
【コメンテータ】篠田 昭 氏(新潟市長)
清水 勝 氏(独立行政法人 水産総合研究センター)
【コーディネーター】大熊 孝 氏(NPO新潟水辺の会会長)
17:00 閉会挨拶 NPO新潟水辺の会副会長 梶 瑶子氏
17:45〜 交流会:会場 ロウジ(旧越路会館・会場から5分)/50名
会費:3,300円(65才以上3,100円)
【お申込・お問合せ先】
NPO新潟水辺の会 (〒950-2264 新潟市西区みずき野4-7-15)
TEL:025-264-3191 FAX:025-264-3260 E-mail:mizubenokai@plum.plala.or.jp
【登録日】2008.11.01