一般財団法人環境イノベーション情報機構
世界を変える国際連帯税って何?
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世界を変える国際連帯税って何?
〜グローバル格差社会を是正し、貧困をなくす処方箋〜
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現在14億人以上の人びとが1日を1.25ドル以下で生活する極度の貧困状態におかれています。一方で、世界的な「カネあまり」状態が投機マネーとなり、原油・穀物市場になだれ込んでいます。貧困と狂乱的なカジノ経済、この二つが共存するのが現在のグローバル化した世界の姿です。
貧困や地球温暖化などの問題を解決するための資金は不足しているにもかかわらず、ありあまった投機マネーは行き場を失い暴走しています。この二つを解決する試みとして今注目を浴びているのが、国際連帯税です。
日本でも2008年2月、超党派の「国際連帯税創設を求める議員連盟」が設立されました。国際連帯税とはどのようなものでしょうか。
そして、その実現に向けて何が必要とされているのでしょうか?
▼ 日 時: 2008年11月1日(土)14:00〜17:00
▼ 会 場: 総評会館201会議室
(千代田区神田駿河台3-2-11)
▼ スピーカー: 上村 雄彦さん
(千葉大学地球福祉研究センター准教授)
田中 徹二さん
(オルタモンド事務局長)
▼ 主 催: 財団法人大竹財団
アジア太平洋資料センター(PARC)
▼ 賛 同: オルタモンド
グローバル・タックス研究会
千葉大学地球福祉研究センター
▼ 参 加 費: 一般500円
(PARC会員、大竹財団会員、学生は無料)
<<ご予約・お問い合わせ>>
財団法人大竹財団 http://www.ohdake-foundation.org
TEL 03-3272-3900 FAX 03-3278-1380
【国際連帯税とは?】
貧困問題など地球規模問題の解決に必要とされる資金を調達するために、国際的な活動やモノに課税する税金の総称。課税の種類としては、環境税(炭素税、航空輸送税、海上輸送税、天然資源税など)、通貨取引開発税、金融取引税、多国籍企業税、武器取引税などが提唱されている。すでに導入・実施されている例として、2006年7月にフランス政府などが開始した航空券連帯税がある。現在この税を実施をしているのは9カ国で、今後さらに19カ国が実施する予定である。
航空券連帯税の税収は、2006年9月に設立されたUNITAID(ユニットエイド、国際医薬品購入ファシリティ)という国際機関の財源になり、その税収でHIV/エイズ、マラリア、結核の医薬品を大量に発注・購入して、価格を大幅に低下させ、貧しい人々の治療へのアクセスを高める役割を果たしている。
【登録日】2008.10.30