一般財団法人環境イノベーション情報機構
国際シンポジウム 貧困国の債務帳消しは持続可能な開発につながるのか?
来る2002年9月、南アフリカ・ヨハネスブルグで持続可能な開発に関するサミット(WSSD)が開催され、世界の人びとが自然環境と共存しながら平等で豊かな生活を営むための話し合いが行われます。
リオサミットからWSSDまでのこの10年、国際社会において途上国の貧困問題に焦点がおかれ、さまざまな試みがなされてきました。しかし、依然として問題は解決されていません。その中でも途上国の債務問題は緊急に解決すべきこととして、市民社会から帳消しを求める声があがっています。アフリカを中心とする債務国諸国に累積債務の支払いを求め続ける限り、途上国の持続可能な開発は可能ではありません。
G7は1999年のG7のケルンサミットにおいて、拡大HIPC(重債務最貧国)イニシアティブのもとで、HIPCsが抱える債務のうち公的累積債務分(およそ700億ドル)の帳消しを決定しています。ケルンから3年間が経過した今、HIPCイニシアティブはどこまで進み、どこまで貧困問題の解決に貢献しているのでしょうか。ヨハネスブルグサミットを機会にこの問題を検証し、日本政府・世界銀行・市民はこれからそれぞれどのようにこの問題に取り組んでいくべきなのか、皆さんと共に考えたいと思います。皆さんのご参加をお待ちしています。
日時
6月29日(土曜日)午後1:30開場 午後2:00〜5:00
場所
江戸東京博物館ホール
(JR両国駅西口から徒歩4分、大江戸線両国駅A4・A3出口徒歩1分)
資料代 1000円
スピーカー
ヤコブ・コルスター(世界銀行HIPC実施ユニット プログラム・マネージャー)
大村周太郎(外務省経済協力局国際機構課 主席事務官)(予定)
北沢洋子(途上国の債務と貧困ネットワーク 共同代表)
※英日同時通訳つき
主催 途上国の債務と貧困ネットワーク
お問い合わせ アジア太平洋資料センター(PARC)
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【登録日】2002.06.20