一般財団法人環境イノベーション情報機構
バナナでつくろう地球の布(バナナ・テキスタイル・プロジェクト − 地球環境問題とデザイン教育)
多摩美術大学では、熱帯地方で廃棄されるバナナの茎を利用して織布を生産するシステムの構築をめざす研究(バナナ・テキスタイル・プロジェクト)を2000年より開始しています。
廃棄物の利用とデザインを融合させることで環境保全への貢献を視野に入れたこの研究は、文部科学省の平成18年度現代的教育ニーズプログラム(現代GP)に選定されました。
地球環境問題とデザイン教育を連携させ、具体的かつ持続可能な国際貢献の実践を学生主体で行っています。
美術やデザインを専攻する学生が、実社会と関わりながら、グローバルな視点と総合的な思考力を体得することを目指しています。
今回の企画は、この3カ年プログラムの2年目にあたり、経過報告と成果発表の機会として展覧会およびフォーラムを開催するものです。
展示作品の内容は多摩美術大学の学生約70名がバナナ繊維を用いてデザインしたインテリアファブリック、マット、間仕切り、照明器具、服、バッグなどです。
この展覧会を通して地球環境問題とデザインについての話題や考えが生まれることを願っています。
展覧会概要
名 称: 「バナナでつくろう地球の布」展
会 期: 2008年1月24日(木)〜29日(火)
開場時間: 10:30〜19:00
入 場: 無料
会 場: リビングデザインセンターOZONE(3F OZONEプラザ)
〒163-1062東京都新宿区西新宿3-7-1 新宿パークタワー
主 催: 多摩美術大学
後 援: 国際連合工業開発機関(UNIDO)、ウガンダ共和国大使館
ジャマイカ大使館、ハイチ共和国大使館、月刊ソトコト
協 力: リビングデザインセンターOZONE
協 賛: 住商フルーツ株式会社、東罐興業株式会社
補助事業: 文部科学省平成18年度現代的教育ニーズ取組支援プログラム選定事業
展示内容
多摩美術大学生約70名によるバナナ繊維を用いた作品
インテリアファブリック、マット、間仕切り、照明、洋服、帽子、バッグ等
作品講評会 (時間:13:30〜14:45)
フォーラム
名 称:「バナナでつくろう地球の布」
日 時:2008年1月24日(木) 15:00〜18:30(開場14:30)
会 場:リビングデザインセンターOZONE(3F パークタワーホール)
入 場:無料(申込制)
定 員:500名(申込先着順)
申込方法:E-mailまたはFAXにて参加登録
(参加者氏名、参加人数を明記)を行ってください。
定員に達し次第、受付を締め切ります。
第1部 レクチャー(15:00〜16:45) *日英同時通訳
・「バナナと神話」
講師:中沢新一(多摩美術大学教授/芸術人類学研究所所長)
・「素材の変容:廃棄物から価値あるものへ」
講師:ジャッキー・デーン(キングストン大学准教授:イギリス)
・「新たな素材が暮らしを変える
:ブラジルの女性コミュニティ、バナナ繊維、そしてデザイン」
講師:マリア・シシリア・ロスキャボ(サンパウロ大学准教授:ブラジル)
第2部 パネルディスカッション(17:00〜18:30)*日英同時通訳
「バナナテキスタイル:環境問題とデザイン」
講師:赤池学((株)ユニバーサルデザイン総合研究所所長/科学技術ジャーナリスト)
ジャッキー・デーン(キングストン大学准教授:イギリス)
マリア・シシリア・ロスキャボ(サンパウロ大学准教授:ブラジル)
益田文和(東京造形大学教授/(株)オープンハウス代表取締役)
中沢新一(多摩美術大学教授/芸術人類学研究所所長)
申し込み・問い合わせ
多摩美術大学生産デザイン学科テキスタイル研究室
E-mail:banana2007@tamabi.ac.jp
FAX:042-679-5647
URL:http://www.tamabi.ac.jp/kyoumu/gendaigp/banana/
【登録日】2007.12.27