一般財団法人環境イノベーション情報機構
【報告会】あなたにも感じてほしい ―豪州タスマニアの森の現在(いま)と未来(あした)―
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場所:環境パートナーシップオフィス(EPO)会議室
渋谷区神宮前5-53-67 コスモス青山B2F
内容:スライドショーによる現地の近況報告、ポスター展示、自主制作ビデオ上映
連絡先: 麻布大学環境政策学科国際コミュニケーション研究室(教員原田)
E-mail haradaa@azabu-u.ac.jp
電話 042-754-7111(大学代表)
予約不要(先着60名まで)参加費無料
《解説》
広大なオーストラリア大陸の南端に浮かぶ小さな島、タスマニア。そこにはさまざまな気象条件と風土により、地球上で稀に見るたいへん豊かな森林生態系が広がっています。100メートル近くに成長する高木ユーカリと、マートル、ササフラスなどの温帯性雨林やシダの木が織り成す、見事な原生林の一大パノラマです。
このタスマニアでしか見ることのできない貴重な森は、じつは日本人が普段使っている紙の原料の供給地でもあります。現地でオールドグロス林と呼ばれている原生林や美しい森から伐採された木材は数センチ四方のチップに切削された後、日本の製紙会社に運ばれ、私たちが普段使う紙の原料となっています。
今年9月、研究室の6名の学生たちは、こうした伐採地や伐採予定地をまわる視察ツアーをおこないました。報告会では、わたしたちが目の当たりにした美しい森林や伐採の画像を織り込みながら、タスマニアの木材チップ産業や植林の現状、またそうした林業を推し進めている政策と木材企業、巨大なパルプ工場建設計画など最新の動をお伝えします。さらに日本人の紙使用のあり方についても提言をおこないたいと思います。
【登録日】2007.12.26