一般財団法人環境イノベーション情報機構
環境サロン:都市防災のパイオニア 村上處直氏−都市防災を語る
本センターが主催する本年度の環境サロンでは、長年にわたりつねに現場に身をおき、第一線で活躍されながら社会に対して重要な提言を発し続けている4名の著名な方々を講師にお迎えしお話を伺う、「このひとに聞く環境シリーズ2007」を企画いたしました。今回は第1回目のご案内です。詳細および以降の企画は上記HPをご参照ください。
第1回「都市防災を語る」――災害に学び、歩んできた道――
講 師:村上處直 氏((株)防災都市計画研究所 代表)
日 時:平成19年9月19日(水) 18:30〜20:30
会 場:(社)環境情報科学センター 2F会議室
わが国はその地形や地質などの自然条件から、自然災害が発生しやすい国だといわれています。最近でも、平成19年7月の新潟県中越沖地震や同年3月の能登半島地震が発生し、大きな被害が出ました。あわせて、温暖化の影響により、集中豪雨や熱帯低気圧の驚異が今後ますます増加することが懸念されています。
こうした状況のなか、今回の環境サロンでは,都市防災のパイオニアとして、国内外の数々の災害現場に立ち会ってこられた村上處直氏をお招きし、幅広く都市防災について語っていただきます。
【村上處直 氏について】
昭和10年、名古屋市に生まれ、その後、原爆「死にそこない家族」として広島に育つ。昭和35年横浜国立大学工学部建築科卒業後、東京大学大学院に進む。昭和37年東京大学工学部都市工学科設立時、高山英華(たかやま えいか)研究室(都市防災)に移籍した。昭和40年 博士課程単位取得。退学後高山研究室特別研究員、江東防災再開発計画づくりに参加する。昭和45年防災都市計画研究所を設立し、所長となる。昭和63年横浜国立大学工学部教授に就任、平成12年に退職後、防災都市計画研究所代表に就任(現在に至る)。早稲田大学理工学総合研究センター教授(平成13〜17年)。現在 日大生産工学部非常勤講師。(社)環境情報科学センター評議員。
【登録日】2007.02.21