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食を考える

【カテゴリ】 健康・化学物質 その他(健康・化学物質)

【開催地】東京都


【募集期間】| 2002.02.10〜2002.04.26 「安ければそれでいいのか!?」講座案内
●2002年5月〜2003年1月 ●隔週火曜日10:00〜12:00 ●全11回/定員25人
●受講料/30,000円

65円のハンバーガー、210円の牛丼、1980円のフリースなど、安いものが増えている。なんだかうれしくて、思わず買ってしまう。でも、なぜこんなに安いの? 作っている人は誰? どこから来る? そんな疑問を一緒に考えてみませんか。

オリエンテーション 5/14

私たちの食べているもの 5/28
●安田節子(食政策センタービジョン21主宰)
世界一の農産物輸入国、水産物輸入国の私たちが食べているものの実態を見てみよう。安さの裏に何があるのか。狂牛病や遺伝子組み換え食品などの問題はみな、根っこで繋がっている。私たちの健康、環境、食料安全保障をどうしたら守れるのかまで考えてみましょう。
主著:『遺伝子組み換え食品Q&A』岩波ブックレット、2001/『食べてはいけない遺伝子組み換え食品』徳間書店、1999

野菜はどこから 6/11
●大野和興(ジャーナリスト・農業食糧問題研究家)
食のグローバリゼーションの象徴ともいえる野菜輸入の実態と構造を明らかにし、たしかな野菜を求め、食べるためにはどうすればよいかを考える。
主著:『あぶない野菜』(共著)めこん、2001/『百姓の義―ムラを守る・ムラを超える』社会評論社、1991

狂牛病と日本の畜産 6/25
●天笠啓祐(市民バイオテクノロジー情報室代表)
 「狂牛病」発生の原因と背景を詳しく紹介します。
主著:『肉をこう食べよう 畜産をこう変えよう BSEを乗り越える道』(共著)コモンズ、2002(近刊)/『遺伝子組み換えとクローン技術100の疑問』東洋経済新報社、2000

貿易とは何か? 7/9
●北沢洋子(国際問題評論家)
 世界貿易機構(WTO)は自由貿易を推進する。しかし、その自由貿易とは先進国が途上国に一方的に押し付けているもので、WTOは多国籍企業による世界支配と搾取の道具になっている。
主著:『開発は人びとの手で』アジア太平洋資料センター、1998/『女性がつくる21世紀』女性政策研究所、1996

激安ハンバーガーの裏側では…… 9/3
●榊田みどり(フリージャーナリスト)
マクドナルドの食材調達から販売戦略までを分析し、安さの陰で切り捨てられるものを考えます。「安ければ」だけでなく「安全だったらそれだけでいいのか」も考えたいですね。
主著:『安ければ、それでいいのか!?』(共著)コモンズ、2001/『自然な生き方と出会う』(共著)サンマーク出版、1999

牛丼はなぜ安い?−価格破壊がもたらすもの− 9/17
●郡司和夫(ジャーナリスト)
 狂牛病問題で盛んに宣伝されている「米国産牛肉は安全」は本当なのか? 牛丼のみならず、ファーストフード、コンビニ食で数年来、起こっている価格破壊は健康にどんな影響を与えているのだろうか?
主著:『シックハウス症候群』東洋経済新報社、2002/『続々怖い食品1000種』ナショナル出版、1993

エビをこんなに輸入していいのか 10/15
●村井吉敬(上智大学教員・PARC代表理事)
 1998年まで日本は世界一のエビ輸入国。いまも毎日プール1杯分のエビが輸入されている。エビ輸入の海洋資源、マングローブ林、エビ工場労働者などへの影響を多角的に論じる。
主著:『サシとアジアと海世界』コモンズ、1999/『エビと日本人』岩波新書、1988

安さの裏側には何が? 10/29
●古沢広祐(国学院大学教授・「環境・持続社会」研究センター事務局長)
 いちはやく価格破壊を先行させたアメリカで、いったい何が起きたか。食・農・環境の視点を糸口にして、グローバリゼーションの諸問題について切り込んでいこう。
主著:『農業貿易と食料安全保障―食料自給崩壊のメカニズム 2001ブックレット(4)』(訳書)市民フォーラム2001、2000/『共生時代の食と農−生産者と消費者を結ぶ』家の光協会、1990

オルタナティブ貿易とはなにか?:民衆自立経済との苦闘 11/12
●堀田正彦(潟Iルタートレードジャパン代表取締役)
 WTOがめざす自由市場貿易は、否応なく国家レベルの経済競争に、民衆が参加することを強制している。しかし、民衆が求める経済開発の理想はそこにはない。はたして、地域の自立と民衆の自立によるオルタナティブ経済は成立するのか? 実践例を紹介する。 
主著:『台所からアジアを見よう「バナナ」』ATJブックレット、1995

買い物で世界を変えるーフェアトレード・ショップの提案 11/30 10:00〜12:00
          足マーク フェアトレード・ショップ「People Tree」を訪ねる
●サフィア・ミニー(フェアトレードカンパニー・グローバルヴィレッジ代表)
 フェアトレード・カンパニーでは、環境と南北問題についての情報提供や、イベント、キャンペーンを通じて貿易や消費社会の問題点を提起し、行動を呼びかけると共に、途上国の立場の弱い人びとの自立を支援する「フェア・トレード」の普及・促進を通じ、環境を害さない、持続可能な新しい貿易のあり方を提案しています。みなさんもぜひ来てみて下さい。


問い合わせ先
PARC自由学校
〒101-0063 東京都千代田区神田淡路町1-7-11 東洋ビル2F
Tel 03-5209-3450 Fax 03-5209-3453
E-mail parcfs@jca.apc.org


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