一般財団法人環境イノベーション情報機構
一般講演会「オゾン層破壊問題」
太陽からの有害紫外線を防御する役割を果たしているオゾン層の破壊が進んでいます。オゾン層を保護するため、オゾン層破壊物質であるフロンなどの製造・使用の禁止や回収・処理などの取り組みが行なわれています。その結果、大気中のフロンなどの量は漸く減少し始めました。しかし南極では毎年大規模なオゾンホールが発生しています。例えば、今年のオゾンホールは過去最大クラスにまで達しています。今もオゾン層は脆弱な状況が続いているのです。
私たちは平成14年度から5カ年間、環境省の地球環境研究総合推進費による研究の一環として、オゾン層破壊ついて研究を進めてきました。そこで最新の研究成果を織り交ぜながら、オゾン層破壊について、一般の方々にも分り易い講演会を開催します。講演会では、「なぜオゾン層の破壊が進行してきたのだろうか?」、「オゾン層付近の水蒸気はどの様に変化しているのだろうか?」、「南極オゾンホールは回復するのだろうか?」、と言った疑問にお答えします。
講演会では、私たちの生活に関連した紫外線による影響として、東京慈恵会医科大学教授の上出良一先生から、「紫外線と皮膚の老化」についての講演もございます。
皆様、ぜひお越し下さい。
【登録日】2006.10.20