一般財団法人環境イノベーション情報機構
GEMS(ジェムズ)リーダーワークショップ
会場/明正小学校 ミーティングルーム 世田谷区成城 3−3−1(小田急線 「成城学園前」 徒歩8分)
定員及び対象/教育関係者、一般 30名
参加費/20,000円(受講料・テキスト代を含みます。事前または当日お支払いください)
主なプログラム:「文化遺産調査、マスク、神話」「酸性雨」「テラリウム」「ウーブレック〜科学者の仕事」「科学の家を建てよう」
《GEMSワークショップについて》
GEMSは、アメリカのカリフォルニア大学バークレー校にあるローレンスホール研究所で開発された、体験を通した科学・数学教育のためのカリキュラムです。ビニール袋の中で化学反応を起こしたり、巨大なシャボン玉を飛ばしてみたり、太陽熱の実験をするなど、子ども達が想像力を駆使しながら、科学の基本的概念や方法を学べるようにと考案されたものです。それぞれ体験学習法の理論に基づきアクティビティ(活動体験)を中心に構成されていて、幼稚園から高校1年生レベルまでを対象にした70タイトルほどのプログラムがあります。
もともと、アメリカではGEMS以外にもOBIS(Outdoor Biology Instructional Strategies/訳書は栄光教育文化研究所より出版)と呼ばれる野外での生物教育のためのカリキュラムや、木をテーマにした学習カリキュラムのシリーズPLT(Project Learning Tree/訳書はERICより出版)をはじめとしたプログラムが、多くの教員や専門家の参加により作られてきました。GEMSも、ローレンスホール研究所で20年以上の時間をかけ、多くの学校の教員による試行を経てできあがったものです。
理論と実践による検証の後に出来上がったこれらの学習プログラムは、まだまだ日本ではなじみの薄いものですが、総合学習の導入を控え、体験から学ぶことを重視するこれからの日本の教育現場においても十分に参考になるものと考えています。日本環境教育フォーラムでは、これら内外の事例を継続的に紹介していきたいと考え、第1弾としてGEMSを紹介します。
【登録日】2002.01.21