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イベント情報JWG「水」の大学 第2回公開講座

JWG「水」の大学 第2回公開講座

【カテゴリ】 水・土壌環境 その他(水・土壌環境)

【開催日】2006.09.30

【開催地】群馬県


JWG「水」の大学 WaterCollege 第2回公開講座
     ― 日本の水を考える ―

主 催:特定非営利活動法人 ジャパン・ウォーター・ガード

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■講演者:畠山重篤 氏(牡蠣の森を慕う会 代表)

 1943年中国上海生まれ。宮城県気仙沼湾でカキ・ホタテの養殖業を営む。フランス・ブル
ターニュ 地方やスペイン・ガリシア地方を訪ねた体験を経て、森、川、海の関係に目を向
ける。89年に「牡蠣の森を慕う会」を仲間とともに立ち上げ、漁民による植林活動を続ける。
子供たちを体験学習などで受け入れ、すでにその数は5,000人を超える。
著書は『漁師さんの森づくり〜森は海の恋人』(2000年講談社)、『森は海の恋人』
(1994年北斗出版)、『リアスの海辺から』(1999年、文芸春秋)、
『日本<汽水>紀行―「森は海の恋人」の世界を尋ねて』(2003年、文芸春秋) など
1999年「みどりの日」自然環境功労者環境庁長官表彰。
2000年環境水俣賞受賞。2001年社会貢献者表彰など。

●講演内容:『汽水に包まれた日本〜森は海の恋人の世界から〜』
 牡蠣の餌となる植物プランクトンの発生が森林と関わりがあることに気づいた漁師達が、
平成元年に山に木を植え始めて17年が過ぎた。それは、世界中の牡蠣の漁場は、どこも
河口にあり、そこに注ぐ川によって運ばれた森林の腐葉土層に含まれる養分が植物プラン
クトンの発生させ豊かな海をつくり、そのプランクトンをえさに牡蠣が育つことを察したから
である。牡蠣を育む、淡水と海水とが混ざり合う低塩分でミネラル豊かな河口付近を汽水
域という。日本列島を見れば、縦断する分水嶺の森を源とする数多くの川が日本海と太平
洋に注ぎ込み、日本は汽水に包み込まれた国といえる。その最大の汽水域を作る川が
群馬県を源とする利根川水系である。森は海の恋人であるならば、川はその恋人どおしを
とりもつ大切な役割がある。
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■講演者:笠 真希(りゅう まき)氏(早稲田大学芸術学校客員講師)

1997年早稲田大学理工学研究科修了。同年オランダ政府給費留学生として国立
デルフト工科大学に留学。2000年に卒業後、アムステルダムの都市デザイン事務所
UrhahnUrbanDesign勤務後帰国。2002年より現職。
共著に「図説城下町都市(鹿島出版会)」
「欧米のまちづくり・都市計画制度サステイナブル・シティへの途(ぎょうせい)」
「暮らしに活かす雨の建築術(北斗出版)」
「シリーズ都市再生(2)持続可能性を求めて海外都市に学ぶ(日本経済評論社)」
現在は専門学校の都市デザイン科での教職のほか、オランダの空間計画や
プロセスマネジメント、またサステイナブルな都市デザインについて研究中。

●講演内容:オランダの都市デザインと水環境政策
    ―水の国の生活の質を求める動き―
国土を海から造りだしてきたオランダは、堤防に囲まれ海面下に位置する土地が国土
の1/4を占め、温暖化による海水面の上昇に対し大きな懸念を抱いている。その為、
国土計画において、表面水の面積の確保を打ち出し、貯留などの機能面だけでなく、
その水面から日々の生活に恩恵を受けるべく、都市デザインにおいても様々な水の
デザインの試みがなされている。講義では、オランダの都市計画の概要と水環境に
関わる政策を、特に都市デザインの側面から、事例も交えて報告する。
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■日 時:平成18年9月30日(土)12:30開場13:00〜16:00

■ 場 所:群馬県公社総合ビルホール(大渡庁舎)
       案内図→ http://www.kousya.or.jp/access/index.html
       前橋市大渡町1丁目10−7

■定 員:300名(申込先着順)

■受講料:1,000円(正会員・高校生以下無料)
     当日受付にて申し受けます。

■申込み:申込みフォームへ→ http://npo-jwg.com/colleform.html

■問合せ:JWGジャパン・ウォーター・ガード事務局
TEL 027-350-7351 FAX27-352-4875

【登録日】2006.08.28

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【登録日】 2006.08.28

【登録者】ジャパン・ウォーター・ガード