気候変動問題及び付随する経済社会の様々な側面に焦点をあて、次世代を担う大学生、大学院生がワークショップの成果を踏まえ、具体的な対策についての提案の発表会を行います。学生の提案に対する、産業界の方々との意見交換を踏まえ、グローバルレベル、ローカルレベルでのサステイナビリテイ、再エネ導入の制度構築に向けた議論につなげます。ワークショップの詳細については、後段の説明をご覧ください。
■提案発表会&企業トークセッション
【サステナブル編】日時:2025年6月2日(月)17:30~20:00
【再エネ編】日時:2025年6月10日(火)17:30~20:00
場所:早稲田大学コマツホール 東京都新宿区早稲田鶴巻町513 早稲田大学リサーチイノベーションセンター(121号館)
アクセス:東京メトロ東西線 早稲田駅から徒歩5分
終了後、懇親会を予定しています。
主催:気候変動の課題解決に取り組む学生ワークショップ実行委員会
共催:環境省、東京大学未来ビジョン研究センター、九州大学洋上風力教育研究センター、東京理科大学、東邦大学、東洋大学、慶應義塾大学グローバルリサーチインスティテュートKeio STAR、福岡大学、早稲田大学、東京科学大学ゼロカーボンエネルギー研究所
気候変動問題は経済社会の様々な側面に深刻な影響を与える問題であることが明らかになってきた現在、気候変動問題に対して、社会全体として分野や世代を横断した連携により具体的な対策を立案し、実行する必要がある。
このため、将来に向け脱炭素対策の分野横断的な連携の機会とプラットフォームを形成することを念頭に、今後の気候変動対策を担う人材育成を行うことも目的として、各分野の関係者が協力して大学生、大学院生による気候変動対策に関する提案作成を行うためのワークショップを開催した。また、優良な提案については、多様な関係者の参加により実行可能な提言として活用されるよう努めるものとした。
大学生・大学院生を対象に広く参加を公募し、参加者に対して、以下の4つのサブテーマを示し、サブテーマ毎にグループに分かれて提案を作ることとした。具体的には、気候変動問題やそれと関連する再生可能エネルギーやサステナブル等の問題に関して、最新の情報や研究成果を講義により提供した。これらを元に、参加者が議論し、気候変動対策に関する提案を作成・発表し、専門家が講評した。
【サブテーマ】
1)地域における再エネ導入に向けた政策課題(LR)
課題:再エネ導入をめぐっては、更なる導入促進策とともに自然環境との調和、コンフリクトなどの課題にどのように対応するか。
2)地域におけるサステイナブルな調達に向けた政策課題(LS)
課題:サステイナブルな社会構築のため、地域における消費、行動などを変えていくため、地域はどのような対応がありうるか。
3)グローバルな観点からの再エネ導入の政策課題(GR)
課題:世界的に官民連携による合意形成が始まっており、再エネ導入と必要なインフラなど、海外におけるエネルギートランジションの課題にどう対応するか。
4)グローバルな観点からのサステイナブルな調達への政策課題(GS)
課題:サステイナブルな消費に向けて、製品のグローバル・サプライチェーンを踏まえた、適正な調達、貿易をどのように実現するか。
委員長 高村ゆかり | 東京大学未来ビジョン研究センター教授 |
---|---|
堀史郎 | 日本規格協会 グローバルリサーチセンター フェロー/研究員、東京大学公共政策大学院TECUSE客員研究員 |
杉山昌広 | 東京大学未来ビジョン研究センター教授 |
森田香菜子 | 慶応義塾大学経済学部准教授 |
竹内彩乃 | 東邦大学理学部生命圏環境科学科准教授 |
早渕百合子 | 九州大学大学院 芸術工学研究院 芸術工学専攻環境設計部門 准教授 |
松本健一 | 東洋大学経済学部教授 |
渡邉万里子 | 東京理科大学経営学部経営学科講師 |
蟹江憲史 | 慶應義塾大学大学院政策・メディア研究科教授、慶應義塾大学SFC研究所xSDG・ラボ代表 |
犬束学 | 早稲田大学カーボンニュートラル社会研究教育センター准教授 |
緒方道子 | 福岡大学研究推進部准教授 |
藤野純一 | 地球環境戦略研究機関サステイナビリティ統合センター・プログラムディレクター |
山口真奈美 | 日本サステナブル・ラベル協会代表理事 |
村上千里 | 日本消費生活アドバイザー・コンサルタント・相談員協会理事 |
大森恵子 | 環境省地域脱炭素推進審議官 |
※敬称略、順不同
学生ワークショップの開催要項はこちら