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高煙突 環境用語

作成日 | 2003.09.12  更新日 | 2009.10.15

高煙突

コウエントツ   【英】High Stack  

解説

100m程度以上の高さの煙突をいい、日本では200m以上のものもある。煙突からの排気は、煙の浮力と温度により浮上しながら拡散し、やがて地表に達する。排気中の汚染物質は希釈拡散され、着地点での汚染被害を軽減させる効果がある。

一般的には、煙突が高いほど、拡散して希釈されるため、環境の汚染は低くなる。しかし、高煙突であっても、汚染物質の排出量が多い場合、また多くの高煙突が集積する工業地域などでは、高濃度汚染が発生し得る。大気環境の保全のためには、汚染物質の排出量の総量を規制することも必要となり、大気汚染防止法(1968)では地域を指定して、大気汚染総量規制が実施されている。

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