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クロロフルオロカーボン 環境用語

作成日 | 2003.09.12  更新日 | 2009.10.14

クロロフルオロカーボン

クロロフルオロカーボン   【英】Chlorofluorocarbon  [略]CFCs  

解説

いわゆるフロンの一種で、炭素、フッ素及び塩素からなる物質である。洗浄剤、冷却剤、発泡剤、噴霧剤などとして広く使用されてきたが、化学的に安定な物質であるため大気中に放出されると対流圏ではほとんど分解されずに成層圏に達する。成層圏において太陽からの強い紫外線をあびて分解し、塩素原子を放出するが、この塩素原子が触媒となってオゾンを分解する反応が連鎖的に起きる。この反応を繰り返しながらオゾンを分解するため、多数のオゾン分子が次々に破壊されることとなる。

フロン等の規制によりオゾンの保護を図るため、1985年に「オゾンの保護のためのウィーン条約」、1987年に日本においても、これらを的確かつ円滑に実施するため、「特定物質の規制等によるオゾンの保護に関する法律」が1988年に制定されている。1996年までに15種類のCFCsが全廃とされている。

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